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ドラマ「推しの王子様」が苦戦...視聴者から厳しい声  「埋もれてはいけない作品」と猛プッシュも

   俳優の比嘉愛未さんが主演するドラマ「推しの王子様」(フジテレビ系)第3話が、2021年7月29日に放送され、世帯平均視聴率が4・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。五輪関連番組の影響もあってか、「右肩下がり」である視聴率に、ネット上ではさまざまな意見があがっている(以下ネタバレあり)。

  • ドラマ公式サイトより
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新作乙女ゲームの出資に奔走する

   ドラマのストーリーはこうだ。乙女ゲーム(女性向け恋愛ゲーム)を手掛ける企業の社長である日高泉美(比嘉さん)は、自社で開発した推しキャラ・ケント様に心血を注いでいるオタク女子。

   次回作に悩んでいたあるとき、ひょんなことからケント様そっくりな青年・五十嵐航(渡邊圭祐さん)と出会うが、実態は残念なほどケント様と正反対。そこで泉美は、航を理想の男に育てることを決心。いわば「逆『マイ・フェア・レディ』」なロマンチックコメディーだ。

   第3話では、新作乙女ゲームの開発に向けて、水嶋十蔵(船越英一郎さん)率いる大企業「ランタン・ホールディングス」に出資を持ちかける。しかし、先方の反応は微妙。担当者もコロコロ代わる上、企画書の再提出を指示された泉美。

   自社のスタッフたちの士気は下がっていき、互いに八つ当たりをしだして雰囲気は最悪。そんな彼らに泉美は社長として鼓舞するが、当の泉美も先方の要望の意図をイマイチ掴み切れないでいた。

「航のポンコツぷりが異常」?「埋もれてはいけない作品」?

   そんななか、航は他のスタッフが話している専門用語を理解できず、用語集を読んで勉強しようとするもそのまま会議室で居眠り...。航に、物事を学ぶ意味やその先の広がりを教えてあげたいと考えた泉美は、彼にITの専門用語集や小説などを渡し、感想を書いて提出するよう命じる。

   すると航は、本の知識を自身に生かす重要さを理解。水嶋の著書を読み、大事そうな箇所にマーカーを引いた本を泉美に渡すと、水嶋にどうプレゼンしたらいいか頭を悩ませていた泉美はひらめいた。「ユーザー目線を第一に」という水嶋のポリシーを踏まえ、打開策を提案し、見事に出資の約束を取り付けるのだった。

   第1話の視聴率が6・0%、第2話が5・0%と推移して、第3話は0・9%減の4・1%と、なかなか苦戦を強いられている状況。

   視聴者からは、

「泉水と航の関係が親子とか姉弟に見えてしまい恋愛するようなカップルに見えないんだよね」
「みんな美男美女で癒される でも航のポンコツぷりが異常すぎて第1話で脱落した人が多いと思う...」

などと厳しい声が続出する一方で、

「私はすごく好きなんだけどな」
「視聴率だけがすべてじゃないこの時代に、『推しの王子様』は埋もれてはいけない作品だと思う。 とにかく皆に観てほしい」

などと作品を根強く支持する声も多くあがっている。