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ボクシング記者会見で「流血大乱闘」 スター選手がまさかの殴り合い、現場で何が起きたのか

   ボクシングの「最強王者」サウル・アルバレス(31)=メキシコ=が対戦相手の挑発にブチ切れ大乱闘を起こした。

   世界スーパーミドル級4団体統一戦(11月6日開催)の記者会見が2021年9月21日(日本時間22日)、米ロサンゼルスで行われ、WAB、WBC、WBO同級王者アルバレスとIBF同級王者カレブ・プラント(29)=米国=が対面した。

  • プラントを突き飛ばすアルバレス(写真:AP/アフロ)
    プラントを突き飛ばすアルバレス(写真:AP/アフロ)
  • プラントを突き飛ばすアルバレス(写真:AP/アフロ)

アルバレスが突き飛ばして「先制攻撃」

   海外メディアによると、会見でプラントが再三汚い言葉でアルバレスを挑発し、舌戦が繰り広げられた。そして会見後の両者が向かい合う恒例のフェースオフで「事件」が起こった。

   身長175センチのアルバレスはサングラスを外し185センチのプラントを見上げる格好でにらみ合い、約40秒間、両者は視線を離さなかった。

   にらみ合いの最中に両者がいくつかの言葉を交わし、その中で挑発があったのか、アルバレスはいきなり両手でプラントを突き飛ばした。これが契機となり、流血戦の大乱闘に発展した。

   突き飛ばされたプラントはアルバレスの元へ歩み寄り左フックで反撃。アルバレスも負けずに応戦し左ショート、右フックを叩き込むとプラントのサングラスが吹っ飛んだ。この事態に両陣営が慌てて両者の間に割って入り乱闘を止めにかかった。

会見で「ドラッグチート(薬物のいかさま野郎)」の挑発

   アルバレスの強烈なパンチを受けたプラントは右目下をカットし負傷箇所から血が流れた。

   米専門メディア「ボクシングニュース24」は、会見でプラントがアルバレスに対して「ドラッグチート(薬物のいかさま野郎)」と挑発し、汚い言葉を連発したという。アルバレスはプラントの挑発に冷静に対応していたが、フェースオフでの何らかの挑発が我慢の限度を超えたようだ。

   スーパーミドル級4団体統一戦は11月6日に米ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われる。