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大谷翔平のバット叩きつけに「そりゃ怒るわ」 珍しく感情露わもファン同情

   プロ野球メジャーリーグのエンゼルス大谷翔平選手(27)が2021年9月26日(日本時間27日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたマリナーズ戦に「2番・投手」で出場し、7回5安打1失点で10勝目を逃した。

  • 大谷翔平(17年撮影)
    大谷翔平(17年撮影)
  • 大谷翔平(17年撮影)

フラストレーションは「ありますね、やっぱり」

   2ケタ勝利を目指して先発のマウンドに上がった大谷は、マリナーズ打線を6回まで無失点に抑える好投。1点リードの7回1死の場面で7番ジャレド・ケリニック外野手に痛恨のソロ本塁打を浴び同点とされ、7回を投げ切ってマウンドを降りた。

   逆転を狙った7回裏の攻撃は6番カート・スズキ捕手から始まり、大谷はベンチで打席の準備をしながら戦況を見つめた。しかし2死1塁で9番デービッド・フレチャー内野手が凡退し打順が回らず、大谷は悔しさを隠さずベンチ裏に引き上げる際にバットをたたきつけた。

   好投も報われずチームは1-5で敗退し、1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる2ケタ勝利&2ケタ本塁打はならなかった。

   試合後の会見でチームがプレーオフ進出を逃したことでフラストレーションはあるかと問われた大谷は「ありますね、やっぱり」と率直な心境を吐露し、次のように続けた。

「もっと楽しいというかヒリヒリするような9月を過ごしたいですし、クラブハウスもそういう会話であふれるような9月になるのを願ってますし、来年以降そうなるように頑張りたいと思ってます」

ツイッターでは「大谷翔平も人間で安心しました」

   また、7回の攻撃終了後に悔しさを露わにしたことについては「やっぱり7回をゼロで抑えたかったなというのもそうですし、今日は若干、球数が多かったので。そこも抑えて、全体的に考えたら8回無失点で乗り切る内容ではあったかなと思うので」などと振り返った。

   大谷が珍しくベンチで感情を露わにしてバットをたたきつけたことに関してツイッターでは「大谷翔平も人間で安心しました」「大谷がバット叩きつけるなんて珍しい そりゃ怒るわ」「その勝利に対する熱い気持ちと責任感がヒシヒシと伝わってきてグッときました」「自責の念だね」など好意的に受け止めるファンもおり、打線の援護がない状況に「大谷翔平かわいそすぎる」と同情の声も上がった。

   エンゼルスの今季最終戦は10月3日(日本時間4日)のマリナーズ戦となり、中6日ならば大谷の登板の可能性もある。