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V逸巨人を待ち受ける「厳冬オフ」 大幅減俸避けられぬ「期待外れ」の3人とは

   リーグ3連覇を逃した巨人。勝負の10月に4年ぶりの10連敗を喫するなど、シーズン終盤に大失速してまった。

   リードオフマンの松原聖弥、左腕エースとしてブレークした高橋優貴など若手の台頭が見られたが、高い年棒をもらっている主力が稼働しなかったのが大誤算だった。

  • 中田翔も減俸必至か(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中田翔も減俸必至か(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中田翔も減俸必至か(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「年俸8億」菅野智之の大誤算

   6月にファーム降格を味わうなど打撃不振に苦しんだ丸は今季が5年契約の3年目。年俸は据え置きになる可能性が高いが、他の主力選手には「厳冬のオフ」が待ち受けている。

   球界を代表するエースとして期待されながら、故障やコンディション不良により4度の登録抹消を経験した菅野はその一人だ。シーズン終盤に入って調子を上げたが、時すでに遅し。出場が内定していた東京五輪も出場辞退した。

   18試合登板で5勝7敗、防御率3.25はプロ9年目で自己ワーストの成績。昨オフはポスティングシステムでメジャー挑戦を決意し、一転残留したが、今オフはその夢も封印することになりそうだ。年俸8億円からの大幅ダウンは避けられないだろう。

   シーズン途中に日本ハムから電撃トレードで加入した中田翔も期待に応えられなかった。

   日本ハム在籍時にチームメートへの暴力事件が発覚。8月20日に巨人に電撃トレードで移籍すると、1軍で即起用されたが結果を残せず、2度のファーム降格を経験。打率.153、3本塁打、7打点は寂しい数字だ。

中田翔、小林誠司も...

   再起のチャンスを与えられた中田だが、今年はスランプから最後まで抜け出せなかった。スポーツ紙記者は「今年の成績を見ればトレードが成功だったとは言い難い成績」と指摘する。年俸3億4000万円から大幅ダウンは必至だ。

   原政権で不遇だった小林誠司はシーズン終盤に入り出場機会が増えたが、評価を高めたとは言い難い。

   16年から4年連続リーグトップの盗塁阻止率をマークも、19年は91試合出場と4年ぶりに100試合に届かず。昨年は左尺骨骨折で長期離脱するなど自己ワーストの10試合出場で打率.056、0本塁打、0打点だったが、同年オフに複数年契約であることを明かして年俸1億円でサインした。

   今季はリーグ優勝を逃したうえ、自身も63試合出場で打率.093、1本塁打、3打点と課題の打撃で確実性を欠いたまま。今オフの契約更改はシビアなものになるだろう。