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他球団が「獲得すべき」戦力外選手はいる? 「立浪監督に預けたい」横浜OBが挙げた名前

    プロ野球の横浜ベイスターズなどで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2021年12月7日に公開したユーチューブ動画で、今季戦力外となった選手の今後の可能性について言及した。

  • 中日の立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中日の立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中日の立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「乙は勝負強いんだよ結構。気持ちも強いし」

    動画では今季戦力外を通告された選手のなかで他球団でまだ活躍できそうな選手をピックアップし、高木氏がそれぞれの選手の力を分析した。

    冒頭で高木氏は「どういう風な他のチームに行って化学反応を起こすか分からないけども」と前置きし、DeNAを戦力外となった乙坂智外野手(27)について言及した。

    「乙は勝負強いんだよ結構。気持ちも強いし。ただ歯向かう所はあるんだけど。でもその歯向かうところは自分が(試合に)出たいということで歯向かって来てるんだけども。俺は面白いと思うけどね」

    高木氏は乙坂の勝負強さを評価する一方で、素行についても言及した。

    乙坂は21年7月、新型コロナウイルスの感染防止対策で不要不急の外出を禁止する球団のルールに違反し、都内のクラブを訪れたとして球団から厳重注意を受け、当面の自宅謹慎とする処分を科された。

「気骨のある選手は立浪も好きかも」

    高木氏は「そこらへんがちゃんと反省出来ていればまだ使えそうな気がするけどね」とし、「乙坂なんかは(中日監督の)立浪に預けたいよね。立浪はけっこうガツンといくからね。気骨のある選手は立浪も好きかもわからないよね。割と足もあるしね」と語った。

    横浜高出身の乙坂は11年のドラフト5位でDeNAに入団。プロ10年目の今季は今1軍で17試合に出場し、19打数4安打で打率.211、本塁打、打点ともにセロに終わった。

    また、高木氏は楽天から戦力外の通告を受けた藤田一也内野手(39)を将来の球団幹部候補生となる人材だと指摘し、藤田の古巣DeNAが獲得すべきだと力説した。

    「(DeNAは)取ったほうがいい。彼には監督という目があると思う。彼は頭もいいし人柄もいい。監督をやらせたら面白いと思ってるから。そういう人材を今から取っておくというのはすごく大事なことだと思う」

    さらに「彼はチームの幹部候補生になれるから。経験もしてきたし。楽天に出て苦労もしたし。俺は将来、こういう人間が監督になったらいいなと思う人材だから」と藤田の将来性を高く評価した。