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中日・立浪監督、セ・リーグDH制は「1回試しにやってみてもいい」 ファン心理考え支持

   プロ野球中日の立浪和義監督(52)が2021年12月12日に公開された中日ドラゴンズ公式ユーチューブ動画に出演し、セ・リーグのDH制導入について見解を述べた。

   動画はファンから寄せられた様々な質問に対して立浪監督が答えていく形で進められ、来季の開幕投手、打者のパフォーマンスなどの話題に及んだ。

  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「1回試しにやってみてもいい」

   立浪監督は「セントラルリーグのDH制の導入何ですが賛成または反対のどちらですか?」との質問に対して、「近い将来あってもいいのかなと思います。1回試しにやってみてもいいと思いますし。そこでまた戻してもいいと思いますし」との見解を示し、ファン目線でDH制の「弊害」を指摘した。

「ピッチャーが打席に入らないと試合がガラッと変わると思いますけども。ピッチャーが打つ気もないのに(打席に)立っている姿を見ると、ファンの方のことを考えるとDHの方がいいかなと思う」

   一方でDH制を導入していないセ・リーグならではの野球の醍醐味についても言及。「DHだとピッチャー交代で代打送るタイミング。一番その終盤の競ったところですよね。そこの面白さがなくなるのかなと思います」と説明しつつ、「個人的にはあってもいいのかなと思います」と締めくくった。

巨人、21年シーズン導入提案も見送り

   セ・リーグのDH制導入に関しては巨人の原辰徳監督(63)がかねてから必要性を訴えている。

   巨人は19年、20年の日本シリーズに進出するもソフトバンクから1勝も出来ず8連敗。DH制のパ・リーグとの力の差を痛感した原監督は、セ・リーグのレベルアップのためにもDH制を導入すべきだと提言してきた。

   また、巨人は20年12月のセ・リーグ理事会でコロナ禍の中での投手の負担減や、多くの野手に出場機会を与えるなどの理由を挙げ、21年シーズンの暫定的なDH制導入を提案したが見送られた。