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「高校卒業ながら完成形」「じっくり育てるんだろう」 片岡篤史氏が期待寄せる2人のセ新人投手

   2021年のプロ野球新人王争いはセ・パともに稀に見るハイレベルな争いとなった。セ・リーグは広島・栗林良吏、パ・リーグはオリックス・宮城大弥が受賞したが、遜色ない成績を残した阪神佐藤輝明・中野拓夢・伊藤将司、DeNA牧秀悟、ヤクルト奥川恭伸、日本ハム伊藤大海の6人に新人特別賞が贈られた。

   新人王決定の21年12月16日、中日2軍監督の片岡篤史氏がYouTubeチャンネル上で投稿した動画で、早くも来季2022年シーズンの新人王候補を挙げている。

  • 2022年の新人王争いについて持論を語る片岡氏(YouTubeより)
    2022年の新人王争いについて持論を語る片岡氏(YouTubeより)
  • 2022年の新人王争いについて持論を語る片岡氏(YouTubeより)

パ・リーグ最有力はあの即戦力左腕

   今季の新人王争いを「大混戦やったやん」「こんなに会長特別賞出る年ないよ」と評しつつ、片岡氏が来季新人王候補にまず挙げたのは、西武ドラフト1位指名の左腕・隅田知一郎(西日本工業大)。「パ・リーグは隅田君が有力になってくるのかな」「左というのも大きいと思うし」と考える片岡氏、4年連続でリーグワーストの防御率に悩む西武が4球団競合から引き当てた同投手に期待を寄せた。

   他に片岡氏は、「ルーキーだけが新人王獲れるっていうんではなくて、高校から入った選手が2年目、3年目にブレイクしていくってタイプもいますんで」と、入団まもない高卒選手を候補に挙げた。「いいものを持っている」とオリックス山下舜平大(福岡大付属大濠)、中日高橋宏斗(中京大中京)と20年ドラフト1位指名投手2人を挙げる。

   野手では中日の21年ドラフト1位のブライト健太(上武大)を「持っている能力は非常に高いと聞いている」と挙げ、来季の活躍候補に選んだ。

「完成形」と評した今年のドラ1は?

   また、片岡氏は「高卒2年目っていうところを考えれば非常に楽しみ」とロッテ中森俊介(投手・20年ドラフト2位)、オリックス来田涼斗(外野手・同3位)と明石商からプロ入りした同期2人も候補に挙げた。21年の指名選手の中でも「高校卒業ながら完成形というか。1年目から投げさすっていうパターンが最近は少ないだけにじっくり育てるんであろうなと思いますけど」と阪神1位指名の森木大智(高知)、DeNA1位指名の小園健太(市立和歌山)の高卒投手2人を評価していた。

   今季パ・リーグ新人王の宮城、19年セ・リーグ新人王のヤクルト村上宗隆と、高卒2年目以降での新人王獲得例が続いていることを鑑み、高卒選手の2年目以降のブレイクに期待しているようだ。