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「青天を衝け」感動ラストに視聴者号泣 若かりし渋沢栄一を呼ぶ「声」は...「涙腺崩壊した」

   俳優の吉沢亮さんが渋沢栄一役で主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」最終話が2021年12月26日に放送され、感動のラストに視聴者からは感動の声があがっている。

  • 吉沢亮さん
    吉沢亮さん
  • 吉沢亮さん
  • 「青天を衝け」ラストシーンのオフショット。ドラマ公式ツイッター(@nhk_seiten)より

老年も第一線で活躍する栄一

   大河ドラマ60作目。主人公は「近代日本経済の父」こと新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一(吉沢さん)で、2015年後期朝ドラ「あさが来た」などで知られる脚本家・大森美香さんのオリジナル作品となる。幕末から明治、大正、昭和と、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた生涯をエネルギッシュに描く。

   最終話「青春はつづく」は15分拡大スペシャル。栄一は82歳になっても、ワシントンの軍縮会議に合わせて渡米し、移民問題など悪化した日米関係の改善に尽力する。1923年に発生した関東大震災では、私財を投げうって救援の最前線に立ち、中国の水害被害の際には「困っている人がいれば助け合いましょう。人は人を思いやる心を」「助け合うんだ。仲良くすんべぇ。そうでないと、とっさまやかっさまに怒られる。みんなで手を取り合いましょう。みんなが嬉しいのが一番なんだで」と亡き母・渋沢ゑい(和久井映見さん)からの教えを用いて、国民に支援を呼びかけるなど精力的に活動する。

「ラスト栄一が出てきたシーンで、これ両親出てきたら泣くなぁと思ったら...」

   そして、栄一は家族に見守られながら91年の人生に幕を下ろし、放送画面はこれまでの激動の人生を振り返る回想が流される。ラストは、青天に向かって手を伸ばす栄一の孫・敬三(笠松将さん)に続き、すでに亡くなった父・市郎右衛門(小林薫さん)や母・ゑい、妻・千代(橋本愛さん)、徳川慶喜(草なぎ剛さん)、平岡円四郎(堤真一さん)ら親しい人々がどこからともなく「栄一!」「お前様!」「渋沢!」と呼ぶ声に向かって若き栄一が目いっぱい走り出す...というシーンで終わった。

   現在の埼玉県深谷市にあたる血洗島(ちあらいじま)で生を受け、敬愛する慶喜に長らく仕えたのち、明治以降は「近代日本経済の父」としていつも民間の目線で全力で駆け抜けた栄一。視聴者からはツイッターで、「1年間見続けていて良かったと心から思える大河ドラマだった....」「久しぶりに大河を通しで鑑賞してよかったと思える作品でした。観れば観るほど渋沢栄一は大河主役にふさわしい人物だと思えた」などと満足の声があがっている。

   ラストシーンをめぐっては「本当に面白かった!ラストとっさまたちの声聞いた瞬間涙出ちゃったよ...魅力的な人ばかりで...大好きでした」「ラスト栄一が出てきたシーンで、これ両親出てきたら泣くなぁと思ったら声だけだけど両親どころかいろんな人が出てきて涙腺崩壊した」「最後にかっさまやとっさまやお千代ちゃんや円四郎さんや慶喜様の声が栄一を呼ぶ声が聞こえて嬉しい‥」などと涙を流した視聴者の声も投稿されていた。