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阪神「サイン盗み騒動」再燃させた金村義明氏の爆弾発言、番組が謝罪 「特定選手の名誉傷つける」

   元プロ野球選手で野球解説者の金村義明氏(58)がMCを務める「金村義明のええかげんにせぇ~!」(MBSラジオ)が2021年12月27日に放送され、20日に放送された一部内容について謝罪した。

  • 阪神・矢野監督(写真:アフロスポーツ)
    阪神・矢野監督(写真:アフロスポーツ)
  • 阪神・矢野監督(写真:アフロスポーツ)

「特定の選手の名誉を傷付けるような発言がありました」

   番組冒頭でアナウンサーがコメントを読み上げる形で「『金村義明のええかげんにせぇ~!』をお送りしますが、先週12月20日の放送で阪神タイガースの特定の選手の名誉を傷付けるような発言がありました。選手及び阪神タイガース球団、ファンの皆様に大変なご迷惑をお掛けしました。ここに深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

   一方の金村氏は冒頭で「いろいろご迷惑をおかけしました」とコメントした。

   同番組は20日の放送でプロ野球・阪神の選手の話題を取り上げ、金村氏が今季限りで阪神を退団したジェリー・サンズ外野手(34)について「今でこそやっと言えるけどサンズ。サンズは問題になったようにセカンドランナーでコース教えてくればっかり言うらしいな」と言及した。

   この発言を受けた番組アシスタントは「そういう話が絶えなかったんですが、サンズはもう来年いない状況ですから野手でいうとマルテが活躍してもらわないことには」と続けた。

   発言の意図は不明だが、インターネットではファンの間で阪神のサイン伝達行為を疑う声も上がり、ツイッターでは「金村義明さんの発言は流石にジョークのレベルじゃない」「確固たる根拠があっての発言なのでしょうか」などのコメントが寄せられた。

7月には阪神・近本にサイン伝達疑惑が...

   選手のサイン伝達動作を巡っては、今年7月6日の阪神対ヤクルト戦で両軍監督が一触即発状態となる騒動があった。

   阪神攻撃の5回に2走・近本光司(27)の行動がサイン伝達動作と疑われ試合が一時ストップ。阪神・矢野燿大監督(53)、ヤクルト・高津臣吾監督(53)の両軍監督がベンチを飛び出し、バックネット前で審判団を交えて激しくやりあった。

   このような経緯もあり、金村氏の発言が阪神の「サイン伝達騒動」を連想させる形となり、インターネットで「疑惑」が再燃した。

   なお、サンズは来日2年目の今季は120試合に出場し、打率.248、20本塁打、65打点の成績で、11月30日に球団から正式に退団が発表された。