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「それより大事な夏休みの宿題はないよ」 カムカム、ポンコツなジョーが見せた「父親」ぶりに反響

   NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演中の俳優・オダギリジョーさん(45)演じる大月錠一郎をめぐり、普段はダメダメながらも見せた父親としての一面に、ツイッターで反響が上がっている。

   2022年2月1日の放送では、錠一郎の娘で小学校4年生のひなた(新津ちせさん=11)が、夏休みの最終日であるにもかかわらず溜まりに溜まった宿題に苦しめられ、錠一郎が手伝う場面が描かれた。

  • オダギリジョーさん(写真:Abaca/アフロ)
    オダギリジョーさん(写真:Abaca/アフロ)
  • オダギリジョーさん(写真:Abaca/アフロ)

「それがどれだけ幸せなことか、僕らはよう知ってる」

   皆勤賞になるはずだった朝のラジオ体操すら放り出して早朝から宿題に励むひなた。朝食が終わると直ちに宿題を再開させるが、錠一郎はそれを手伝うことに。しかし、あてがわれた算数のドリルを見るなり、「いや、お父ちゃんは算数は苦手や」「小数はもう特に苦手や」と困り顔を見せてしまう。これに対し、ひなたはしびれを切らせ、「もうええ! 余計時間かかるわ!」と、おかんむりになったのだった。

   その後、錠一郎は回転焼き屋の店番として店頭に姿を見せるも、1つも販売できず。戻ってきた妻・るい(深津絵里さん=49)に対し「お客さん、10人ほど帰ってしもた」と笑顔で明かすなど悪びれる様子はなかった。

   「ダメダメぶり」を発揮してしまった錠一郎だが、ひなたが友達2人に宿題を手伝ってもらっていることをるいから明かされると「友達に恵まれるんやな、ひなたは。それがどれだけ幸せなことか、僕らはよう知ってる」とポツリ。作中で錠一郎は戦災孤児だった幼少期が描かれているほか、るいには母に捨てられた過去がある。助けてくれる人の存在のありがたさは嫌というほど知っている2人。錠一郎は「ひなたにとって、それより大事な夏休みの宿題はないよ」とほほ笑んだのだった。

   小学4年生の算数ができない一方で、ひなたの成長を温かく見守る錠一郎に対してはツイッターで、

「ジョーさん、回転焼き屋の仕事も満足に出来ない、小4の算数も出来ない、絵は前衛的過ぎるとダメで頼りない父親なのに、一方で家族の事をちゃんと見ていて、ひなたに宿題を手伝ってくれる友達がいる事を喜ばしく思っている善き父親でもあるというのが奇妙な味わいを感じる」
「小4の算数が出来ない。仕事せず家にいてテレビ見てる。店番してもお客に出直される。文章で見るとしょーもない父だが出来ないことを責めず認め、娘にとって何が大事か語るジョーさんは確かにずるい。そんなジョーを責めず待つるいが一番凄い」

   といった、ポンコツながらも良き父親ぶりを発揮していると喜ぶ声が上がった。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)