J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

羽生結弦「国旗へ一礼」に称賛相次ぐ 会見時の振る舞いに「心から尊敬」「日本人として誇らしい」

   北京五輪フィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦選手が、2022年2月14日に開いた記者会見の去り際に見せた行動に称賛の声があがっている。

   羽生選手は会場を出る際、報道陣だけでなく、中国国旗やオリンピック旗に向かっても深く礼をしていた。

  • 羽生結弦選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
    羽生結弦選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
  • 羽生結弦選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
  • 羽生結弦選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「5回の礼」中国でも話題に

   羽生選手は試合を終えて4日後の14日夕、報道各社から個別取材の申し入れが相次いでいるとして、それにまとめて対応するための記者会見を開いた。

   赤い日本代表ジャージ姿の羽生選手は会場入りすると、まず一礼。壇上に上がると、報道陣に向かって深く頭を下げた。会場に拍手が起こると、胸に右手を当て着席する前にも礼をした。司会に対しても軽く会釈する様子を見せた。

   羽生選手は30分ほどの会見を終えると、司会が「以上をもちまして、羽生選手の記者会見を終了させていただきます。どうも本日はありがとうございました」とアナウンスする中、笑顔で会場に手を振った。アナウンスが終わると深く頭を下げマイクに向かって「ありがとうございました」と感謝を述べ、再度深く礼をした。

   演壇の端まで歩くと、報道陣に向かって頭を下げた。階段を降りた後、演壇の脇に飾られた中国国旗やオリンピックの旗に対しても深く礼をした。

   羽生選手の報道陣や国旗に対する振る舞いに、SNSでは称賛の声が相次いでいる。

「退出時にきちんと五輪旗と開催国旗に礼をしてた。こういう礼節、大事だよね」
「登壇から退場まで礼に始まり礼に終わる姿 本当に感動しました」
「羽生君すごいと思ったの、ちゃんと国旗に礼してるんよな...」
「羽生くんはすごい人です。ちゃんと会見が終わっても感謝の言葉を述べて、壇上から降りる時も一礼、降りた後も一礼、そしてちゃんとオリンピック旗とか、中国の国旗とかがあった所にも一礼。ほんと、1人のアスリートとしても、1人の人間としても尊敬します」
「羽生結弦選手が会見場を後にする際に 壇上に向かっても挨拶をしたところは、やはり日本人として誇らしいです」
「日本人らしい礼儀、気配りを徹底されていて、心から尊敬します」

   中国のSNS・微博でも、羽生選手の姿が話題に。中国語で「羽生結弦選手が5回礼をした」という意味のハッシュタグとともに、羽生選手が退場時に合計5回深く礼をした姿をまとめた動画が拡散されている。