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武田塾、「違法賭博」騒動で社長交代 「コンプライアンス関係をしっかりと立て直す」

   予備校「武田塾」の運営会社は2022年2月16日、違法賭博への関与で辞任した林尚弘前社長の後任に、中森泰樹氏が就任したと発表した。中森氏は武田塾の新たな塾長も務める。

  • 武田塾公式ユーチューブチャンネルより
    武田塾公式ユーチューブチャンネルより
  • 武田塾公式ユーチューブチャンネルより
  • 新社長の中森泰樹氏(ユーチューブ動画より)

新社長が謝罪動画

   武田塾のYouTubeでは16日、「一連の騒動についての謝罪と新社長就任のご挨拶」という動画が公開された。新社長の中森氏が登場し、違法賭博騒動について、

「武田塾代表の林の不祥事が一部報道で報じられ、混乱を招きましたことに関しまして、武田塾本部の一員として、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」(原文ママ)

と謝罪した。

   公式サイトで発表されたコメントの中で中森氏は、「新体制の下、コンプライアンス関係をしっかりと立て直しつつ、武田塾の生徒さんのためにできる努力をしていきたいと考えています」と表明。「新しくなった武田塾を共に盛り上げていけるよう、今後ともよろしくお願い申し上げます」とつづっていた。

   武田塾は「日本初!授業をしない」のキャッチコピーを掲げ、「A.ver」(東京都文京区)が2006年に設立。全国で400校舎以上を展開し、フランチャイズ方式で急成長している。

   創業者の林氏は2月15日、賭けポーカーに参加していたとの情報が広まっているとして、ツイッターで「違法行為をしてしまったこと、大変申し訳ございませんでした」と事実を認め、問題の責任を取るとしてA.ver社長と武田塾の塾長の辞意を表明していた。