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「伏線凄すぎ」「震えが止まらん」 ミステリという勿れ「映像トリック」に視聴者衝撃

   2022年2月21日に放送された、俳優の菅田将暉さんが主演を務めるドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)第7話。連続放火事件の犯人をめぐる展開が予測不能だったと、視聴者から驚きの声が相次いでいる。

  • 菅田将暉さん
    菅田将暉さん
  • 菅田将暉さん

「香音人さんはどこにもいません」

   原作は、作家・田村由美さんによる同名漫画。菅田さん演じるボリューミーな天然パーマが特徴的な大学生・久能整は、友達も彼女もいない「変わりモノ」。記憶力と観察力に長けており、自身の見解を淡々と述べることで事件や人の悩みを解きほぐしていく...という新感覚ミステリだ。

(※以下、ネタバレを含みます。)

   7話のメインテーマとなったのは、虐待された子どもを救うため、その家を放火して両親を殺害する「炎の天使」。整は、最近話すようになった謎の男性・下戸陸太(岡山天音さん)も炎の天使に助けられたと知る一方で、あらゆる推察から「陸太が炎の天使本人ではないか」という結論に至る。

   そして、陸太から襲撃を受けた夜、本人に直接質問。すると、陸太は「俺が天使なわけねぇだろ。天使は奇麗なんだよ。ものすごく奇麗なんだよ」と否定し、本物の炎の天使である井原香音人(早乙女太一さん)の元へ連れていく。

   陸太と香音人のアジトで、2人はそれぞれの辛い生い立ちや事件の真相を明かす。しかしここで突然、整が「さっきから香音人として話しているのは、あなたです。香音人さんはどこにもいません」と発言する。

   実は香音人の姿は陸太だけに見えている幻想であり、本当の香音人は冷凍庫のなか...。ことの顛末は、炎の天使をやめたいと話す香音人を陸太が殺害。その後は、陸太が炎の天使の活動をしているにすぎなかったのだった。

「だから主人公ずっと変な顔で見てたのか」

   放送の途中までは、たしかに香音人の実体が映し出されていたが、整が指摘をした後はアジトの様子が一変。ゴミで溢れた部屋には香音人の血痕が残されており、現実に戻った陸太はただただ混乱するばかりであった。

   予測不能な展開と考えさせられる内容に、視聴者からは

「すげー! 映像マジックかよー 天使の人一緒に居ると思ってたら ずっと1人だったのかよ。 だから主人公ずっと変な顔で見てたのか。 伏線凄すぎるわ」
「香音人さんが実はいないっていう展開はビックリした。あの冷凍庫にはきっと誰かのご遺体が入ってるんだろうとは思ったけどまさか香音人さんだったとは...」
「ミステリ、天使のオチがショッキングすぎて震えが止まらん」
「整くんが香音人と目を合わさないことで、原作よりも伏線がしっかりするというか、映像ならではというか」
「こういう物語を見ると善悪や法の正義や倫理観が揺らぎそうになるけど、その揺らぎを放り出さず考えて考えて考え抜きながら生きたい、そう思えるような話でしたね」

などと反響を呼んでいる。