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カムカム、まさかの「清原」登場に驚く声 実際にあった夏の甲子園決勝描かれる「記憶が甦った」

   2022年3月1日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、実際にあった1984年夏の高校野球決勝についての演出や選手名が登場し、視聴者から「取手二高-PL学園の決勝戦懐かしい」といった声が上がるなど話題になっている。

   番組後半では、俳優の本郷奏多さん(31)演じる駆け出しの時代劇俳優・五十嵐文四郎が受けた、劇中映画「妖術七変化」のオーディション結果がテレビのニュースで発表されるシーンがあったが、その直前のシーンで、高校野球の名場面に言及する一幕があったのだ。

  • 清原和博さん(Motoo Naka/アフロ)
    清原和博さん(Motoo Naka/アフロ)
  • 清原和博さん(Motoo Naka/アフロ)
  • 清原和博さん(写真:岡沢克郎/アフロ)

「取手二高リード。追い込まれたPL学園2アウト」

   3代目ヒロインの大月ひなた(川栄李奈さん=27)が暮らす大月家の居間で、父の錠一郎(オダギリジョーさん=46)と弟の桃太郎(野崎春さん=10)は夏の高校野球の決勝戦を観戦していた。2人がいる方向に向けられたテレビからは、

「決勝は延長に及ぶ熱戦。10回の裏、8-4、取手二高リード。追い込まれたPL学園2アウト」

とのアナウンスが流れた。この日の放送での時代設定は1984年。同年に開かれた「第66回全国高等学校野球選手権大会」の取手二高とPL学園による決勝戦という事実に基づいたシーンであることが分かる。

   そして、取手二高の優勝が決まると、テレビを見ていた桃太郎は「ああー! 清原ー! 負けた」と叫びながら崩れ落ちた。すると、そこにひなたの幼馴染の藤井小夜子(新川優愛さん=28)が店を訪ね、「残念やったね、桃ちゃん」と一言。さらに、「でも、清原君ってまだ2年でしょ。まだ来年があるやん」と、「清原」という名前を出して桃太郎に話しかけたのだった。

   そう。同年夏の高校野球には元プロ野球選手の清原和博さん(54)がPL学園の2年生として出場しており、同校から清原さんと同学年で出場していた桑田真澄さん(53)と共に「KKコンビ」として激闘を繰り広げていたのだった。

   このため、当時を知る視聴者からは「そうそう、あっしは茨城にいたから取手二高優勝は当時はお祭り騒ぎだったよ。記憶が甦った。相手はPL学園だったんだね」といったツイートが続々と上がったほか、ツイッターには「取手二高」がトレンド入り。他にも、「キ、清原が名前だけとはいえ朝ドラに!」と、清原さんの名前を出して驚く声も上がっている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)