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SMAP反戦曲「Triangle」が歌詞サイト1位 ウクライナ侵攻で一大現象、著名人も続々反応「歌の力は凄い」

   2005年発売のSMAPの楽曲「Triangle」が、複数の音楽関連サイトでにわかに注目を集めている。

   ロシアのウクライナ侵攻による影響とみられ、反響が広がっている。

  • 稲垣吾郎さん
    稲垣吾郎さん
  • 稲垣吾郎さん
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鈴木おさむさん「今こそ、メディアで流れることを願う」

   Triangleの作詞作曲は、SMAPで最も人気のカップリング曲とも称される楽曲「オレンジ」で知られる市川喜康氏が手がけた。サビではメンバー5人が声を合わせ、命や平和の尊さを歌っている。

   十数年前の曲だが、直近で関心度が急上昇している。歌詞検索サイト「歌ネット」の2022年3月1日付閲覧ランキングで首位となった(14時時点)。2位、3位は発売を控える注目曲だ。類似サイト「うたまっぷ」の同日付ランキングでも、1位となっている。

   音楽配信サイト「レコチョク」のシングルデイリーランキング(2月28日集計)では、テレビアニメ「鬼滅の刃『遊郭編』」のオープニング曲「残響散歌」を抑えて2位だった。16位には、2010年リリースの同じくSMAPの楽曲「Love & Peace Inside?」が選ばれた。「みんなが平和を望んでいるというのにどうして争いは続くの」との歌詞で始まる。

   Triangleをめぐっては、元SMAPの稲垣吾郎さんが28日、パーソナリティを務める「THE TRAD」(TOKYO FM)で「平和への願いを込めてこの曲をお届けします」として流した。

   お笑いタレントの東貴博さんは27日のブログで、ここ数日はTriangleをよく聴いていると明かし、「今こそ(SMAPが)再結成して歌ってくれないかな この歌詞を噛み締めるといろいろな世代が今起きていることを考えてくれるんじゃないかな 家族が出来て余計に考えるのよね」と感慨にふけった。

   放送作家の鈴木おさむさんは3月1日にツイッターで「もし[SMAP☓SMAP]が続いてたら、昨日の放送では、きっと『Triangle』を放送していただろうなと思う。歌の力は凄い。あの歌が今こそ、メディアで流れることを願う。きっと沢山の人に届くだろうから」と投稿した。

   1日放送のニュース番組「ひるおび!」(TBS系)で反響を取り上げると、タレントのトラウデン直美さんは「一人にできることの少なさにもどかしく感じることもありますが、こうした曲を通して色々な思いがつながって争いが起こらないで欲しい」と涙で声を詰まらせた。

   SMAPのファンらからもSNSで「元々好きな曲でカラオケで歌ったこともあるけど、ロシアとウクライナの件で余計に歌詞が心に響いて涙出た」「今の状況とリンクし過ぎて涙止まらん 沢山の人に聴いて欲しい」といった書き込みが続出している。