J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

清原和博氏、折れたバットに「サインしてあげたらいい」 ファンサ提案に反響「素晴らしいと思う」

   元プロ野球選手の清原和博氏(54)が2022年3月7日にユーチューブチャンネルを更新し、沖縄で行われていた中日2軍キャンプを視察した動画を公開した。

   動画は「清原感謝と涙のキャンプ視察」とのタイトルで公開され、清原氏と同じPL学園の後輩で中日の片岡篤史2軍監督(52)や小田幸平2軍バッテリーコーチ(44)らが出演した。

  • 清原和博氏(写真:Motoo Naka/アフロ)
    清原和博氏(写真:Motoo Naka/アフロ)
  • 清原和博氏(写真:Motoo Naka/アフロ)

「折ったバット捨ててるの?」

   キャンプの視察は新型コロナウイルス対策で制限があったため球場内での撮影は禁止となっており、動画はグランドの静止画と音声のみでの構成となった。

   清原氏は2月22日に1軍キャンプを視察しており、片岡2軍監督から「石川(昂弥)どうでした?実際見られて」と問われると、「良かったよ。(立浪)監督がマンツーマンで教えたって」と返答し、「打線は石川と鵜飼(航丞)は楽しみ」と期待を込めた。

   そして小田コーチが野球の道具に関する話題に触れると、清原氏があるファンサービスを提案した。

   小田コーチが「やっぱり今の子は、キヨさんに僕も怒られましたけど道具いっぱいもらえると思って。ポンポンと次から次から。まだ全然破れてもいないのに2軍の選手がいっぱい新しい物を出したり。ビックリする時ありますね」と明かすと、清原氏は「折ったバット捨ててるの?」と問いかけた。

「折れたバットはテープ張ってサインしてあげたらいい」

   これに対して小田コーチが「捨てますね。だから僕言いますけど。キヨさんに言われたので。テープ張って飾っておくとか欲しい人にあげるとかいうのを言いますけど」と返し、清原氏は「それならサインしてあげたらいいやん」と提案した。

   清原氏の案に片岡2軍監督は「ええことですね。ナゴヤ球場で2軍がやる時もそれはいいですね」と賛同。

   清原氏はさらに「折れたバットはテープ張ってサインしてあげたらいい。喜ぶやん。破れた手袋でも」と言及し、「ええ選手は道具を大事にしてる」との持論を述べた。

   今季からPL学園の後輩である立浪和義氏(52)が1軍監督に就任し、片岡氏が2軍を指揮することになった。今回は立浪監督のはからいもあり、16年2月に覚醒剤取締法で逮捕されて以来となるキャンプ視察が実現した。

「逮捕されてからこんなグランドに来れるって」

   清原氏は「逮捕されてからこんなグランドに来れるって。立浪監督が監督になってくれて中日球団がOKしてくれなかったら。だからめちゃくちゃ感謝している。本当にうれしかった。後輩達がこうやってなってくれた」と改めて感謝の言葉を口にした。

   一方の片岡2軍監督は「こうやってまた来ていただく機会を作ったりして清原さんが良い気分になれるならまた来てください。やっぱりグランドで見る野球は違うじゃないですか。打球が当たる音とか。一生懸命にやってる選手をどんどん見てください」と語った。

   清原氏の野球に対する愛情に動画のコメント欄には「壊れた道具をファンの人にあげるって本当に素晴らしいと思う」「道具、ファン、人を大切にする清原さんに感動しました」「新たな一歩を踏み出せてる姿見てとても感動しました」「最後清さんのいい笑顔が見れてこっちも嬉しくなった」などのコメントが寄せられた。