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蔵王キツネ村の看板狐「ゴロ」死去 朝ドラ「あまちゃん」出演、JRで観光駅長も務める

   NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演したことなどで知られる、宮城県白石市の動物園・蔵王キツネ村の看板狐「ゴロ」くんが2022年3月11日、亡くなった。園への取材で分かった。

  • 生前のゴロくん(蔵王キツネ村提供)
    生前のゴロくん(蔵王キツネ村提供)
  • 生前のゴロくん(蔵王キツネ村提供)
  • 生前のゴロくん(蔵王キツネ村提供)
  • 生前のゴロくん(蔵王キツネ村提供)

「天国では仲間が待ってるのでみんなで野原を駆け回ってるでしょう!」

   ゴロくんはオスのアカギツネ。2019年3月にはJR東北新幹線・白石蔵王駅の「キツネ観光駅長」に任命され、毎週水曜日は駅に顔を出していた。人懐っこく、多くの人々から愛されていた。

   同園の担当者は、ゴロくんについて次のように述べる。

「ゴロくんはオスですが毎年育メンをしてくれていました。自分の餌を食べないでお口にいっぱい詰め込んで仔ギツネの前に咥えてぱっと放していました。人間も見習わなければといつもお客さんに伝えていました」

   子キツネを捕まえなければならないスタッフに対しては威嚇することもあったそうで、担当者は「自分の子供でもないのに、、、、と思ってました」と振り返った。

   ゴロくんは亡くなる前日までいつも通りで、観光客に抱っこされていたという。園によると、「営業してからでは初めての長生きのキツネ」で、15歳10か月生きたという。

「ファンの皆様長い間触れ合って頂きありがとうございました。
天国では仲間が待ってるのでみんなで野原を駆け回ってるでしょう!
長い間可愛がっていただきありがとうございます」