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カムカム最新話に「だんご三兄弟」 時代設定活かした演出に反響

   2022年3月23日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、「だんご三兄弟」が流れるシーンがあり、視聴者の注目を浴びている。

   この日の放送の時代設定は1999年。ドラマ中では俳優の川栄李奈さん(27)演じる三代目ヒロインの大月ひなたが、同年発売の楽曲「だんご三兄弟」を歌う子供たちに遭遇するシーンがあった。

  • 川栄李奈さん(2018年撮影)
    川栄李奈さん(2018年撮影)
  • 川栄李奈さん(2018年撮影)

「回転焼き屋さんには災難なこっちゃけど、どうかくじけずにおきばりやす」

   ひなたの母で二代目ヒロインの大月るい(深津絵里さん=49)と夫の錠一郎(オダギリジョーさん=46)がアメリカに行くため、休みの日には代わって家業の回転焼き屋を切り盛りする事になったひなた。店先に立っていると、商店街の電気店の主人・赤螺吉右衛門(堀部圭亮さん=55)が孫の小夜吉を連れて店の前を通りかかった。

   すると、小夜吉はひなたに向かって、「この度のこと、回転焼き屋さんには災難なこっちゃけど、どうかくじけずにおきばりやす」と一言。加え、続けざまに「だんご三兄弟」を歌い始めると、店の周辺では近所の子供たちが一緒になって同曲を歌い始めるというシーンが描かれた。

   その際、ひなたが店頭に置いていたラジオからも、同曲が流れていた。これを聞いて、ノストラダムスの大予言をふと思い出したひなたは、団子ブームが家業の回転焼き屋の売り上げを奪うのではないかと警戒し、「これか......? これが恐怖の大王なんか?」とボソリ。予言では「恐怖の大王が空から降ってくる」とされていたため、「だんご三兄弟」こそが恐怖の大王ではないかといぶかったのだった。

   当該シーンに対しては「だんご三兄弟、流行ったね 結婚したのが1999。保育園の子どもたちが踊るビデオを披露宴で流してくれたなぁ」といった、当時の子供たちの間で大流行していたことを懐かしむツイートが続々。「ノストラダムスとだんご三兄弟が同時期だったことに動揺した」と、2つが同じ年だったことに驚く声も上がっている。

   「だんご三兄弟」は同年1月にNHK教育テレビ(Eテレ)の幼児番組「おかあさんといっしょ」で紹介されて人気に火がつき、3月には8センチCDとカセットテープでポニーキャニオンから発売。串に刺さった3つの団子を三兄弟に見立てたタンゴ調の曲で、累計売上はオリコン集計でトリプルミリオン寸前にまで達するなど大ヒットを記録した。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)