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「カムカム」雪衣の懺悔に視聴者も理解 「今日は雪衣さんを皆が許した日」「葛藤は凄まじかったと思う」

   2022年4月1日放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)で、俳優の多岐川裕美さん演じる雪衣が長年抱き続けてきた思いを赤裸々に告白し、反響を呼んでいる。

  • NHK公式サイトより
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当時、安子への嫉妬から幼いるいに八つ当たりをしたことを自白

   俳優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが3世代ヒロインを演じる同作。ラジオ英語講座を題材に、100年にわたる家族の物語をハートフルに描く。

   雪衣と言えば、初代ヒロイン・安子(上白石さん)篇に登場。雉真家の女中で、若かりし頃は俳優の岡田結実さんが熱演。安子に好意を抱く勇(村上虹郎さん)を想うあまり、時折安子や娘のるい(深津さん)に対し冷たく当たってきた。

   今回、自身のお見舞いにやってきたるいの姿を見るなり、雪衣は「ごめんなさい」と謝罪。謝っておきたいことがあるようだ。それは女中だった頃、一度は雉真家を離れた安子がるいを連れて再び戻った。勇との親しい間柄に嫉妬を覚えた上、幼いるいを預けて一人おはぎを売り歩く安子の姿に負の感情を募らせた。

   そのため、るいからここに連れられてきた理由を問われ「女手一つでるいちゃんを育てることをあきらめて、雉真の家にお返ししようと決めたんじゃ思います」と言い放った。

   この発言は、長年にわたってるいに深い傷を残した言葉。安子に対して放った「I hate you.(大嫌い)」に繋がり、安子とるいが生き別れる発端ともいえる。

   さらに雪衣は当時を振り返り、「意地の悪い、どす黒え気持ちが腹の底から湧き上がってきた」と反省。「いたいけなるいちゃんに、ひでえこと言うてしもうた」と後悔の念を言うと、るいは雪衣の手をそっと握り、「自分を責めんといてください。みんな間違うんです」と返すのだった。

   視聴者からは「今日は、雪衣さんを皆が許した日だな。 ずっと辛かったんだろうと、分かってあげられた日」「ドス黒い感情を認めることって難しいよなぁ。雪衣さんの葛藤は凄まじかったと思う」などと雪衣の心境を理解するあたたかい反応があがっている。