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佐々木朗希降板めぐる各種解説に「忖度あるコメント多かった」 岩本勉氏「保守的でビックリ」

   プロ野球日ハムの元投手で野球解説者の岩本勉氏(50)が2022年4月18日にユーチューブチャンネルを更新し、17日の日ハム戦で8回までパーフェクトピッチングをしたロッテ佐々木朗希投手(20)について持論を展開した。

  • 佐々木朗希投手(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    佐々木朗希投手(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • 佐々木朗希投手(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

「井口監督の決断は全く否定しない」

   動画は「『賛否両論』千葉ロッテ佐々木朗希投手降板について正直に話します」とのタイトルで公開され、2試合連続の完全試合目前に降板した背景などに言及した。

   佐々木は10日のオリックス戦で94年以来プロ野球で28年ぶりの完全試合を達成し、中6日で先発マウンドに上がった17日の日ハム戦では8回までパーフェクトピッチング。8回を終えて0-0の状況で、球数が100球を超えていたこともあり交代を告げられた。

   動画の冒頭で「自分が生きている間にこんな現実を目の当たりにさせてくれるのかと。もう感心しかなかったですよ」と率直な感想を述べ、「井口監督が、ロッテの首脳陣が決断をして佐々木朗希を8回で100球そこそこで見切りをつけてリリーフをマウンドに送ったことは全く否定しません」との見解を示した。

   岩本氏は元投手の経験などを踏まえ降板のタイミングを分析。そして自身が「現役選手」「投手コーチ」「監督」の立場で8回を終えた場面に立ち会ったとしたらとの想定のもと、それぞれの立場における私見を述べた。

「結構保守的な意見でビックリした」

   佐々木の降板に関しては野球解説者やファンの間で賛否両論があり、岩本氏は「色んな人の意見があって何も正解はないんですよ」とし、「そこに(9回登板の)チャレンジしたところでその先にリスクはあまり考えられない」との持論を述べ、降板を巡るコメンテーターの発言に触れた。

「朝からコメンタリーの方の色々な話を聞いていると、今後のケガの影響とかケガありきでしゃべってる。ビックリした。ケガするくらいのピッチャーだったらまたここにきて8回パーフェクトなんてないですよ。これは僕の個人的な意見です。そんなヤワなピッチャーじゃない。だからそこにマウンドに上がるかどうかベンチに悩ませたわけでしょ」

   さらに「野球出身のしかもマウンドに立ったことのある解説者、コメンタリーの方が結構保守的な意見でビックリした。確かにケガの経験もされているんでしょうね。でもあの場にいたら正直『行かせてくれ』と言うと思う。『チャレンジさせてくれ』と言うと思う。これはマウンド心を知る人の情熱だと思うんですよ。なのでちょっと世の中に対する忖度のあるコメントが多かったかなというのが、後出しジャンケンの岩本のちょっとした感想です」との持論を展開した。