J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

母の日のピンク用具は「気持ち悪い」? ヤクルト山崎のヒーローインタビューが物議、理解の声も

   2022年5月8日の「母の日」の試合で決勝打を放った東京ヤクルトスワローズ・山崎晃大朗選手。ヒーローインタビューでの発言が、野球ファンの間で物議を醸している。

   「母への感謝」を込め、選手たちがピンク色の用具を身に着けて臨んだ試合。ただ、山崎選手は自身が身に着けたピンク色の用具について「視界に入るのが気持ち悪いなと思ったんで、途中で外しました」と発言した。歯に衣着せぬコメントに「もう少し考えて発言してほしい」と厳しい指摘が聞かれた一方、理解を示す声も出ている。

  • MLBでも「母の日」の試合では選手たちがピンクの野球用具を着用する(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    MLBでも「母の日」の試合では選手たちがピンクの野球用具を着用する(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • MLBでも「母の日」の試合では選手たちがピンクの野球用具を着用する(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

審判のマスク、帽子も「ピンク色」

   この日、東京ドームで行われたヤクルト対巨人の試合では、山崎選手が1点ビハインドの9回に逆転の2点タイムリー二塁打を放ち、ヤクルトが4-3で勝利。殊勲打を打った山崎選手は試合後、ヒーローインタビューに呼ばれた。

   5月8日は母の日。この日行われたプロ野球6試合は「NPBマザーズデー2022」と題し、試合出場者がピンクのリストバンドを任意で身に着けることになっていた。審判員はピンク色の帽子、マスク、ボール袋を着用。選手はピンク色の野球用具の使用が特別に許可され、山崎選手も逆転打を打った打席でピンクのバッティンググローブを装着していた。

   アナウンサーは「今日は母の日でもあります。選手たちもピンクのアイテムなどを身に着けて、色々な思いを持ってプレーされていたと思いますが、山崎選手はいかがでしたか」と質問。すると、山崎選手は次のように答えた。

「そうですね...えーと、普段身に着けない色を、アームウォーマーとか、ベンチにいるときは着けていたんですけど、ちょっと自分の視界に入るのが気持ち悪いなと思ったんで、途中で外しました」

   ピンクカラーの用具が目に入ることを「気持ち悪い」と話した山崎選手。このとき、山崎選手の表情は真顔だった。アナウンサーは特に指摘することなく、次の質問に移った。

プレーへの影響を懸念する声も

   山崎選手の歯に衣着せぬコメントを受け、ツイッター上の野球ファンからは様々な意見が聞かれた。発言を「ジョーク」と捉えた人からは「放送事故すぎるw」「アナウンサー困ってるやんけw」と面白がる声が。一方で「もう少し考えて発言してほしい」「声に出しちゃいかんよ」「言葉は選んだ方がいい」と厳しい指摘もみられた。

   ただ、山崎選手の発言に理解を示す人もいた。具体的には「審判のマスクやプロテクターがピンクでピッチャー投げにくいんじゃないか」とプレーへの影響を懸念する声、「母の日だからピンクをつけてプレーしなきゃいけないなんて、それこそどうなの」と、試合がピンク一色になることを疑問視する声などがあった。