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コスプレイベント「不適切対応」の公式カメラマン謝罪「自覚足りず」 過去の「ハラスメント発言」も謝罪

   東京・池袋のコスプレイベントで不適切な対応をしたカメラマンが2022年5月9日、自身のユーチューブチャンネル上で謝罪した。

   謝罪したのは、ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・梅田浩二さん(54)。コスプレ事業を手掛けるハコスタ(大阪市)が開催するイベント等でカメラマンを務めたことや、複数のユーチューブチャンネルを運営することなどで知られている。

  • イベントが開催された池袋サンシャインシティ
    イベントが開催された池袋サンシャインシティ
  • イベントが開催された池袋サンシャインシティ
  • 「城前で自撮りしている女の子たち」を扱った投稿(ディズニー・ウメチャンネルより)

コスプレ関係のユーチューブチャンネルに謝罪動画を投稿

   梅田さんは5月3日から4日、池袋サンシャインシティ周辺でコスプレ撮影ができるイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」に参加した。運営会社・ハコスタが起用した「公式カメラマン」として、無償で参加者の撮影を行っていた。

    4日、梅田さんの対応をめぐり一部の参加者がツイッターで苦言を呈した。被写体によって態度が異なり、投稿者に対しては怒ったり不機嫌そうな対応を取ったりしていたという。

   ハコスタは5日、イベント公式アカウントで「5月4日のacosta!にて公式カメラマンサービスの不適切な対応により、一部のお客様にご不快な思いをさせてしまいましたこと深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後については「このようなことがないように指導を徹底いたします」と発表した。

   梅田さんは9日、私的に運営するユーチューブチャンネルの1つ「コスプレカメラ・ウメチャンネル」に謝罪動画を投稿した。公開が遅くなった理由については、運営との確認・調整があったためだとしている。

「公式カメラマン」としての無期限活動停止を発表

   動画では、ツイッターで梅田さんの対応を指摘したユーザーに対し、次のように謝罪した。

「このお客様には大変失礼な態度・発言で対応してしまい、不快な思いをさせてしまいました。大変申し訳ありません」

   梅田さんは、「僕の行動や接客態度に区別や差別があるとそのお客様に思わせてしまったのであれば、本当に弁明の余地もありません」として、反省していると話す。原因については「僕が公式カメラマンとしての自覚が足りないのが原因です」と振り返った。

   今後はハコスタが運営するスタジオやイベントにおいて、「公式カメラマン」としての活動を無期限で停止するという。そのうえで運営やスタッフにも謝罪し、動画を締めくくった。

「今回の件で運営やスタッフにも迷惑をかけてしまいイベントの看板にも泥を塗ってしまいました。そして僕と同じようにハコスタやアコスタで活動している同業の公式カメラマン全体の信頼も落としてしまい、本当に申し訳ありません」

   また梅田さんは、今回の騒動を受けて注目を集めた過去の投稿についても別の動画で謝罪した。

騒動は過去の投稿に飛び火

   コスプレイベントでの騒動を受け、ツイッターでは、梅田さんが2016年に投稿した下記のツイートに対しても批判の声が広がった。

「今日も城前は、あぐらとほふくで自撮りしたいJKのパンチラ見放題だった!たくさん見せてくれてありがとう!」

   添付された画像には、東京ディズニーランドのシンデレラ城前で自撮りする人々の様子が映されていた。

   この騒動を受け、梅田さんは私的に運営するユーチューブチャンネル「ディズニー・ウメチャンネル」に2022年5月8日、投稿した動画内で、「城前で自撮りしている女の子たち」を扱った投稿について謝罪と釈明を行った。

   話題のツイートについては「これは僕なりの注意喚起のつもりでした」と振り返る。

   梅田さんは2017年9月に公開した動画内でツイート背景を説明しているとして、この動画を再掲。これによれば、2016年ごろからディズニーランドのシンデレラ城前での座り込みが散見されるようになったという。スカートをお構いなしに撮影する女性もいるため、「わざと自分からパンチラ見放題っていう言葉を使って、そういう目線で見てるエロオヤジがいるんで自重するなり、はしたない格好やめたほうがいいよっていう注意喚起のつもりで言っていました」などと説明した。

   梅田さんは動画を再掲後、「当時と今では状況が違っていますし、今例のツイッターの部分だけを切り取られたら確かにハラスメント発言、ハラスメント行動と言われてもおかしくない行為だと思います」と振り返り、謝罪した。

「5年前、6年前のマナー問題の注意喚起のためとはいえ、このようなハラスメント投稿をしてしまって大変申し訳ありませんでした。不快に感じた方には深くお詫び申し上げます」

   これ以外にも過去の動画内では「過激な毒舌や過激な比喩、危なっかしい発言」が数多くあるとして、今後は細心の注意を払っていきたいと述べた。