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ライブで一部客の「観覧マナーが悪かった」 アイドル事務所代表が謝罪「私に責任」...希望者に返金

   アイドルグループ「我儘ラキア」のライブをめぐり一部の客のマナーが悪かったとして、所属事務所QOOLONG(大阪市)代表の小山亮さんが2022年5月13日、個人のツイッターアカウントで謝罪した。チケット代金の返金を希望する客に対しては、対応するという。

  • アイドルグループ「我儘ラキア」公式サイトより
    アイドルグループ「我儘ラキア」公式サイトより
  • アイドルグループ「我儘ラキア」公式サイトより

「注意喚起がゆき届かなかった」

    我儘ラキアは4月から対バンツアー「WAGAMAMARAKIA "W" TOUR 2022」を行っている。12日には大阪・BIGCATでライブ公演を行った。

   12日のライブに参加したとするツイッターユーザーが同日、他の客のマナーについて苦言を呈した。「サークルモッシュ」と呼ばれる大きな動きで周囲にぶつかったり、大声で話したりする人がいたという。

   小山代表は自身のツイッターアカウント「極悪だぬき」で13日、「5月12日のBIGCAT公演にご来場頂いたお客様へお詫び」という文書を発表した。

「我儘ラキアのツアー公演にて、一部のお客様のライブ観覧マナーが悪かったことで不快な想いをされたお客様がいらっしゃったと伺っております。公演ごとに注意喚起を行っているとはいえ、徹底できていなかったのは私に責任が御座います」

   希望する客に対しては、チケット代金の返金を行うという。返金希望者は「我儘ラキア」公式ツイッターアカウントのダイレクトメッセージに連絡するよう呼び掛けた。

   そのうえで「注意喚起がゆき届かなかったこと、また対応が遅れてしまった事、重ねてお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

   小山代表のツイートによれば、一部の客をめぐり大声での会話が多かったり、大きな動きで他の客にぶつかったりする状況があったとしている。

「状況をご理解した上で、観覧マナーへご協力を」

   小山代表の発表によれば、一部の観覧客に対しては当日に、観覧マナーについて直接話をしたという。心当たりのある人々に対しては、改めて次のように訴える。

   コロナ禍に入り、業界全体でライブへの来場人数が激減している中、QOOLONGだけでなくアーティストやアイドルは、こうした状況を少しでも良い方向に前進させようと日々努力を工夫しているという。客に対しては様々な制約をお願いし、その協力によってイベント興行の活気を少しずつ取り戻していると小山さんは感じている。

「"1人でも多くの方に安心してライブに来て頂ける状況を作りたい"
今はその一心で活動を行っております。なのでどうか状況をご理解した上で、観覧マナーへのご協力をお願い致します」

   小山さんは数々の制約を守って応援するファンに感謝しつつ、「不快な思いをさせてしまう状況を作ってしまった」として改めてお詫びした。今後は「より徹底してライブに安心して来て頂ける状況作りに尽力」すると意気込んだ。

   この発表にファンからは「すごい熱い対応」「運営さまの対応本当に素晴らしいと思います」と称賛する声が寄せられた。一方で「ルールはきちんと厳しくしてくれないと」「誠意を見せるのはいいんだけど、返金対応じゃ抑止力にもなんにもならない」といった声も寄せられた。