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「ゆっくり茶番劇」問題の柚葉に「保有する一切の商標権放棄を指示」 所属コミュニティが報告

   「ゆっくり茶番劇」を商標登録して騒動となっているユーチューバー・柚葉さんが所属するライバーコミュニティ「Coyu.Live」は2022年5月20日未明、柚葉さんに対し、保有している全ての商標権を放棄するように指示していたとツイッターで報告した。

  • 話題となっている「ゆっくり」(東方ダンマクカグラ 公式YouTubeチャンネルより)
    話題となっている「ゆっくり」(東方ダンマクカグラ 公式YouTubeチャンネルより)
  • 話題となっている「ゆっくり」(東方ダンマクカグラ 公式YouTubeチャンネルより)
  • ライバーコミュニティ「Coyu.Live」公式ツイッターアカウントより(@CoyuLive)

「現状の対応に誠実さがみられない」

   匿名クラブ(東京都板橋区)が運営するコミュニティ「Coyu.Live」は、同会所属の柚葉さんに対して「保有する一切の商標権を放棄するよう指示しておりました」とツイッターに投稿した。弁護士を交えた対応を行っているといった主旨の報告を柚葉さんから受けているというが、「現状の対応に誠実さがみられない」としている。

   20日8時頃に、再びツイッターを更新し、「柚葉に関する懲罰処分案を匿名クラブ理事会に提出いたしました」とした。「Coyu.Live」が所属する匿名クラブの理事会の決議を待ち、追って報告するとしている。

   柚葉さんは5月15日、「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得したとツイッターで発表していた。商標利用する場合にはライセンス契約が必要になる場合があるとし、年間10万円の使用料が必要だと主張した。柚葉さんの公式YouTubeによれば、ゆっくり茶番劇は「柚葉企画」の商標であるとしている。

   しかし16日には、「皆様からのご意見を受け、関係各所と再検討しました」として「使用料(ライセンス契約)は不要になります」と報告するも、「権利は当社のものとして存続いたします」と発表している。なお、国税庁法人番号公表サイトでは、「柚葉企画」が検索でヒットしない。

   ゆっくり茶番劇は、ZUNさんが運営する「上海アリス幻樂団」が展開する作品群「東方Project」の二次創作から派生した動画ジャンルであり、柚葉さんは上海アリス幻樂団やゆっくり茶番劇の創作とは関係しない第三者だとして、ツイッター上で批判の声があがっている。