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堀江貴文、4630万円誤送金の山口県阿武町は「生徒会レベル」 フロッピーディスク使用に苦言呈す

   実業家の堀江貴文さんは2022年5月19日に自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、国の臨時特別給付金4630万円を一人の男性に誤送金した山口県阿武町を「生徒会レベル」と批判した。

  • 堀江貴文さん(2016年撮影)
    堀江貴文さん(2016年撮影)
  • 堀江貴文さん(2016年撮影)

「生徒会に予算4000万円を渡したら...」

   阿武町は今年4月、新型コロナウイルスの影響で困窮する世帯を対象に、1世帯あたり10万円を支給する国の臨時特別給付金4630万円分を町内の男性に誤って振り込んだ。町は男性に返還を求めたが応じず。その後、男性は誤入金を知りながらお金の一部を使ったとして、5月18日に電子計算機使用詐欺の疑いで山口県警に逮捕された。

   堀江さんはこの問題について「4630万円誤送金問題から日本の問題も見えてきたので解説します」と題した動画を公開。阿武町が給付金を振り込む前に、住民の口座情報が入ったフロッピーディスクを金融機関に渡していたことについて「フロッピーディスクを使っていること自体が今回のミスの原因ではない」としながらも、「それぐらいITに関してのリテラシーが低い、やる気のない、今までの業務を変えようとしない。そのことも今回の送金問題に深く根差した問題なんじゃないかと考えております」と苦言を呈した。

   さらに堀江さんは、振込依頼書のチェックを怠った金融機関や、誤送金された4630万円をオンラインカジノで使い込んだ男性にも非があると続けた。そのうえで、再度阿武町へ矛先を向け、「こういう小っちゃい人口3000人ぐらいの自治体でまともな調整運営ができるわけがない」「生徒会レベルですよ。そりゃあ、生徒会に予算4000万円を渡したらとんでもないことになるだろうってわかるよね。それぐらいの人材しかいないってことですよ。こういう信じられないようなミスを犯してしまうと。これはしょうがない。レベルが低い」とまくしたてた。

「日本の病理だと思います」

   さらに「こういったどうしようもない自治体が平成の大合併でも合併せず、のうのうと税金をたくさんもらって、よしんばこういった誤送金問題まで起こしてしまって、世の中に晒し者にされてしまうということが僕は日本の病理だと思います」とした堀江さん。

   「皆さんも納税者として我々の税金がこんな感じで無駄に使われてるということに対して、もうちょっと怒りの感情をあらわにしたほうがいいと思います」と呼びかけつつ、「20歳の新入職員の人がミスったらしいんですけど、それはその人だけの責任じゃなくて、町の行政全体の問題ですよ。4630万円ものお金をいち職員がミスって送金できてしまう。この構造自体が問題であると。それを象徴しているのが、フロッピーディスクをずっと使い続けているという怠慢に表れているわけですよ」とまとめた。