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ファン心理くすぐり「これなら喜んで広告みる」 推し漫画家に貢げる「少年ジャンプ+」応援企画が大反響

   ユーザーに嫌われがちなネット広告のイメージが変わる?――。集英社の漫画誌アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」が始めた漫画家の応援企画が、SNSで好意的に受け止められている。

   アプリ内に動画広告を掲出し、利用者が閲覧すると収益の一部が好きな漫画家に還元される仕組みだ。手軽なアクションをダイレクトな支援につなげた。

  • 少年ジャンプ+ツイッターより
    少年ジャンプ+ツイッターより
  • 少年ジャンプ+ツイッターより
  • 少年ジャンプ+ウェブサイトより

「大好きなあの作家さんを応援するチャンスです!」

   集英社は2022年6月6日~7月3日の期間、少年ジャンプ+の2000万ダウンロードを記念し、特製グッズのプレゼントなどの企画を展開する。そのうちの一つが話題となった。

   対象作品の各話を読了後、「動画広告を見て作者を応援!」と書かれたボタンが表示される。押下すると動画広告が流れ、広告収益の一部が作者に還元される。作者の収益源が増える形だ。利用者は1日2回のみ再生できる。

   この取り組みがツイッターで紹介されると、7日までに2万5000以上のいいねを集め、「これなら喜んで広告みる」「推し漫画家さんに貢げるシステム...!!」「ファン心理を見透かされている」「能動的に広告見るって今までなくて不思議な感覚。私もばっちり見ました!!笑」と広告を歓迎する声が続出した。

   「これ良いね、流行って欲しい」と他のサービスへの波及を期待する声も少なくない。

   連載する漫画家からは「よろしくどうぞ」(「アラガネの子」の佐々木尚さん)、「作者応援のなんか なんか動画広告があるので よろしければ...(なんだこれは...)」(「口が裂けても君には」の梶本あかりさん)、「大好きなあの作家さんを応援するチャンスです!」(「すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!」のサクライタケシさん)、「やった!これで五千兆円が手に入る!」(「姫様"拷問"の時間です」の春原ロビンソンさん)と反応が寄せられている。