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「女子高生ミスコン」トラブル発覚で警察沙汰に 悪質ファンが出演者と「問題DM」...運営が再発防止へ

   「みんなで選ぶ、日本一かわいい女子高生を決める」を掲げる「女子高生ミスコン」の運営会社は2022年6月9日、出演者とファンでトラブルが起き、警察に相談したと発表した。

   同大会をめぐっては、ファンの問題行為がSNSで取り上げられ、混乱が広がっていた。

  • 女子高生ミスコン公式サイトより
    女子高生ミスコン公式サイトより
  • 女子高生ミスコン公式サイトより
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優勝賞金100万円

   女子高生ミスコンは今年で8回目となる。スポンサーを写真加工アプリの「SNOW」、着物レンタルの「ジョイフル恵利」、衣料販売の「SPINNS」が務め、メディアパートナーの「モデルプレス」は、「近年"芸能界の登竜門"としても話題」と喧伝している。

   書類選考やSNS投票などの審査があり、2022年12月にグランプリが決まる。優勝者は賞金100万円やYouTubeドラマへの出演権などが贈られる。

   現在は、ライブ配信アプリ「ミクチャ」で「第2回シードオーディション」をしている。視聴者からの有料仮想アイテムなどで貯まるポイント上位者が次の選考に進める。

   運営するエイチジェイ(東京都渋谷区)の発表によれば、女子高生ミスコンおよび同時開催中の「男子高生ミスターコン」で、参加者とファンがトラブルになった。

騒動拡大で辞退者も

   ミクチャの運営会社も同日に声明を出し、「Twitter、InstagramのDMなどの外部ツールを使い、問題となるやり取りが行われているとの報告を受けました」と説明する。

   エイチジェイは「出演者から報告があった時点で弁護士を入れて対応し、警察への相談も行っております。(中略)対象のミクチャアカウントは機能制限を加えるなど既に対応頂いております」と報告し、再発防止として

「悪質な行為を行う応援者からのポイントは無効とする措置を実施させて頂きます。定期的に悪質な応援者の存否についてモニタリング及び調査を実施致します」

とし、「悪質な行為を行う応援者の報告があった場合や、出演者に対して誹謗中傷を行う方に関しては弁護士や警察と連携して厳しく対応していく所存です」と警告した。

   女子高生ミスコンをめぐっては、ユーチューバーのコレコレ氏が、支援の見返りとして不適切な要求 をする男性がいるとして動画で問題視していた。

   騒動を受け、複数のシードオーディション参加者が辞退を表明する事態となっていた。