J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ひろゆき、競馬の「税金かかりすぎ問題」に持論 「言ってる事は正しい」「(だけど)何も変わらないと予想」

   インターネット掲示板「2ちゃんねる」(現在の5ちゃんねる)開設者のひろゆきこと西村博之さん(45)が2022年6月16日に自身のツイッターを更新し、競馬にかかる税金について持論を展開した。

  • じゃいさんのユーチューブより
    じゃいさんのユーチューブより
  • じゃいさんのユーチューブより

じゃいさんの追徴課税を受けて

   ひろゆきさんは、競馬で多額の納税をしたというお笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいさんが投稿したツイートを引用する形で「競馬の税金かかり過ぎ問題は、言ってる事は正しいと思う」とコメントした。

   じゃいさんは6月5日に自身のYouTube動画にて、昨秋に税務署の男性二人が訪ねてきたことを報告。競馬の払戻金への追徴課税により「マンションを買えるぐらい」の金額を支払うことになったと話していた。16日更新のツイッターでは「数千万の納税を求められました。現金が足らず、借金をして支払いました」とし、「購入時に25%引かれているのにも関わらず、勝った人からも税金を取るという制度と、ハズレ馬券が経費にならないという点に違和感を覚えました」と自身の競馬と税金に対する思いを長文でつづっていた。

   これに対し、ひろゆきさんは先述のように賛同しながらも「仕組みを変えたければ、馬券を全く買わないようにして抗議活動とかすれば良い」と意見を述べた。続いて「ただ、宝くじとか競馬とか賭博をする層は、計算出来ない人が多いので、買った時に税率がどうなるとか考えないで買い続けて、何も変わらないと予想」と語っている。

   なお、じゃいさんは不当に課税をされたとして、東京国税不服審判所に不服申し立てをしている。今後は、競馬を巡る税制度見直しに向け、政治家へのロビー活動も検討しているという。

   国税庁のウェブサイトによると「競馬の馬券の払戻金が一時所得と雑所得のいずれに該当するか、外れ馬券の購入費用が必要経費として控除できるか」が争われた裁判は過去にもあったという。「回収率が馬券の当該購入行為の期間総体として100%を超えるように馬券を購入し続けてきたことが客観的に明らかな場合」すなわち1事業レベルでの馬券購入がある場合は当たり馬券が雑所得、ハズレ馬券が経費と認められるが一般の競馬愛好家のほとんどは「従来どおり一時所得に該当し、外れ馬券の購入費用は必要経費として控除できませんのでご注意ください」と記されている。