J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

坂本勇人コンバートは「来年から本格的に」球界OB持論 最適ポジションも提案

   プロ野球横浜ベイスターズ、日ハムの元選手で野球解説者の高木豊氏(63)が2022年7月10日にユーチューブを更新し、巨人・坂本勇人内野手(33)のコンバートについて言及した。

   坂本は6日のヤクルト戦(東京ドーム)で5回の打席で代打を送られ途中交代。翌7日に出場選手登録を抹消された。スポーツ紙などの報道によると、腰痛のため抹消され現在はリハビリに励んでいる。

  • 坂本勇人選手(写真:AP/アフロ)
    坂本勇人選手(写真:AP/アフロ)
  • 坂本勇人選手(写真:AP/アフロ)

「今年は無理だよ、コンバートは」

   動画冒頭で坂本がひざの故障に続いて腰痛で戦線離脱したことを伝え、高木氏はショートがいかに過酷なポジションであるかを解説した。

「坂本は10年ちょっとショート1本で守ってる。やっぱり疲れるよ。大変なポジションだもん。守備範囲も広いし、捕って投げる動作。ランナーがサードでジャックル出来ない精神的なプレッシャー。打っては上位打線を打っていた。負担がくるよ」

   これに続いてアシスタントが「今コンバート説がまた出てきてます」と質問すると、高木氏は「今年は無理だよ、コンバートは。他の選手が死んじゃうから。だからそれはなかなかできないにしても来年からは本格的に考えた方がいいね」との私見を述べた。

   来年以降、坂本がショートを離れた場合、現戦力でショートを任せられる選手として吉川尚輝内野手(27)を候補に挙げた。吉川は主に2塁手として出場してきたが、過去にはショートの守備に就いたこともあり、高木氏は吉川の資質を高く評価した。

「吉川をショートに回してセカンドに誰かを持ってくる。吉川はショートが出来るから。あの子は上手いよショートやらせたら。セカンドも上手いけど。守備範囲も広いし。ショートやらせたら上手いよ」

「外野が一番いいんじゃないかなと思う」

   一方で坂本が吉川に代わってセカンドに入ることには否定的な見解を示し、「坂本はセカンド無理だよ。体の使い方が(ショートと)逆になるからまた故障しだす」と理由を説明した。

   アシスタントが「坂本選手はどこに行けばいいんですか?」と問いかけると、高木氏は「外野が一番いいんじゃないかなと思うよ」と即答し、「坂本は足が速いし肩も強い。外野のイメージはないけど外野をやらせたほうが彼のためだと思う」と続けた。

   高木氏はファーストも候補のひとつに挙げたが、坂本がファーストに入ることで中田翔内野手(33)や中島宏之内野手(39)らファースト候補の出場機会を奪ってしまうことになると指摘。このようなことから外野のコンバートを勧めた。

   また、高木氏は坂本の衰えには否定的で今回のコンバート案は「坂本を生かすために長くやってもらうための策」と明言し、3000本安打の大記録達成に期待を寄せた。