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坂本勇人の行為は「虐待・暴行と同じレベル」 高須幹弥院長が断罪「完全に悪人確定です」

   美容外科「高須クリニック」名古屋院院長の高須幹弥氏が2022年9月14日に公開したYouTube動画で、中絶トラブルが議論を呼んでいるプロ野球・巨人の坂本勇人選手を厳しく批判した。

  • 坂本勇人(写真:AP/アフロ)
    坂本勇人(写真:AP/アフロ)
  • 坂本勇人(写真:AP/アフロ)

「『完全に悪人確定』ですね」

   坂本選手をめぐっては、文春オンラインが10日付で公開した記事で、元交際女性との間で起こった中絶トラブルを、女性の親友の証言をもとに報じた。坂本選手と女性は飲み会で知り合い、デートをする仲に。後に「彼女ができた」と告げられた後も、未練があった女性は坂本選手に呼ばれると会いに行っていたという。

   記事によると、女性は避妊なしでの性交渉に応じるようになり、複数回アフターピルを使うなどしていたが、後に妊娠が発覚。坂本選手に妊娠を告げたところ、中絶を望むような言葉をかけられてショックを受け、自殺未遂を起こしたという。

   読売ジャイアンツは文春の取材に、女性には坂本選手からお詫びし、互いの代理人弁護士を通じて示談したと回答。示談後に女性から複数回連絡があり、弁護士間で再度協議して本人同士が直接やり取りしないよう申し合わせたとも答えている。

   高須クリニック創業者の高須克弥氏の息子で、YouTuberとしても活動している幹弥氏は14日、「巨人坂本勇人は悪人確定」と題した動画を公開し、坂本選手を厳しく批判した。

   動画の視聴者から坂本選手に関する質問が多く寄せられているとした幹弥氏は、さまざまな意見があるとしつつ、「僕が坂本選手をどう思っているか......僕の坂本選手に対する思いは、『坂本は完全に悪人確定』ですね」とした。

   理由について、「これって自分の快楽のためにやってるんですよね。女性を妊娠させないようにするんだったらやっぱり避妊具をつけるべき」と坂本選手を糾弾した。

   さらに、坂本選手がアフターピルを飲むように指示したとされる点も問題だったと指摘。避妊なしでの性行為やアフターピルを飲ませるなどといった一連の行動には、「女性を侮辱する、女性に対してその虐待するような行為が含まれている」とした。

「アフターピル飲ませること自体が、女性に対する虐待だと僕は思います」

   幹弥氏はアフターピルについて説明し、副作用などの問題を挙げた。

「アフターピルってね、通常の避妊というよりかは緊急避難的な避妊なんですよ。うっかり避妊を忘れてしまったとか、あるいは暴行されてしまったとか......。緊急時に対して避妊するっていうもので基本的に医者の診察・処方が必要なんですよね」
「100%避妊できるわけじゃないんですよ。副作用もあって、吐き気とか頭痛とかね。不快な症状が数日間続くことが多いんですね」

   幹弥氏は、「アフターピル飲ませること自体が、女性に対する虐待だと僕は思いますね」と指摘。そのうえで、アフターピルを取り巻く環境が変わってきていることについて触れ、今回のようなトラブルが環境改善に影を落とす可能性があるとした。

「オンライン診療とか今できるし、(アフターピルを)市販化させようかという流れもあるんだけど、結局はアフターピルが簡単に手に入るようになると、こういう坂本勇人みたいな悪人確定な男が出てきて。無責任に膣内射精して『アフターピル飲んどけ』とかいう男がいるからなかなかアフターピルの市販化が進まないっていう事情があると思います」

   8月16日には、アフターピルへのアクセス改善を目指す市民団体「緊急避妊薬の薬局での入手を実現するプロジェクト」が薬局販売の実現を求める記者会見を開いていた。

   幹弥氏は「やっぱり男だったら、女性を妊娠させたらそれなりの責任は取らないといけないと思いますよ。場合によってはもう結婚して責任を取るとか。あるいはどうしても結婚できなかったとしても、女性が『どうしても産みたい』って言うんだったら産ませてあげて、認知して養育費を払うとかですね。それぐらいのことをしないと。虐待、暴行と同じレベルだと僕は考えております」と厳しい表情で語った。