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CSに向け巨人は「中日3連戦が肝」球界OB持論 相手先発次第で「相当な苦しみ味わう」

   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2022年9月21日にユーチューブチャンネルを更新し、クライマックスシリーズ(CS)出場を目指す巨人に言及した。

  • 巨人・原監督(編集部撮影)
    巨人・原監督(編集部撮影)
  • 巨人・原監督(編集部撮影)

9連戦は「非常に辛いと思う」

   セ・リーグのペナントレースは21日時点でヤクルトが首位を独走し優勝マジックを「4」としている。これを2位DeNAが追いかける展開で、巨人、広島、阪神がCS出場をかけて熾烈な争いを繰り広げている。

   3位の巨人は残り6試合で、4位広島、5位阪神ともに残り4試合となっている。

   巨人は17日の阪神戦から25日の中日戦まで9連戦となり、21日時点で4勝1敗と勝ち越している。高木氏は連戦により菅野智之(32)、戸郷翔征(22)ら好投手が、短い間隔での登板を強いられるため、この9連戦は「非常に辛いと思う」と指摘した。

   そしてCS出場に向け23日から敵地バンテリンドームで行われる中日との3連戦が「肝」になるとの見解を示した。

   高木氏は「中日の持ってくるピッチャーがひょっとしたら大野(雄大)、小笠原(慎之介)、高橋宏斗」と予想し、次のように持論を展開した。

「ホームランでしか点が取れてない」

「これを持ってこられたらホームランはなかなか出ないぞ。(巨人が)ゲーム数を残しているから(CS争いが)有利だっていう事は言えないと思う。ここがジャイアンツの肝だと思ってる。今はバッティングの状態はいいよ。しかしホームランでしか点が取れてない。繋いで取っている点ではないんだよね。ここでは繋ぎを考えなくてはいけない。そうなってくると苦しいんじゃないかと思うよ」

   さらに「バンテリンドームだから広い球場だけに外野手の守備力が問われる。そうしたらウォーカー、ポランコをどちらかを外さなきゃいけないだろうという」と続けた。

   高木氏は中日3連戦のキーマンに中田翔(33)を挙げた。中田は8月中旬から岡本和真(26)に代わって4番に入り打線の主軸を担っている。17日からの連戦では計5試合で1本塁打、4打点をマークし存在感を示している。

   高木氏は中田の本塁打に期待を寄せつつも「バンテリンで投げる大野はなかなか打てない。小笠原もそう。高橋宏斗もそう。3枚が揃ったら相当な苦しみを味わうと思う。負けるとは言わないけど相当な苦しみがあるよね、お互いに」との見解を示した。

   22日は2位DeNAと対戦を予定しており、巨人はメルセデス(28)、DeNAは石田健大(29)が先発のマウンドに上がる。