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ヤクルト優勝、村上以外の「MVP級」選手は? 宮本慎也氏が挙げた3人の名前

   プロ野球ヤクルトのOBで野球解説者の宮本慎也氏(51)が2022年9月25日に公開されたユーチューブ「野球いっかん!」に出演し、リーグ優勝を果たした古巣ヤクルトの今季を振り返った。

  • ヤクルト高津監督(写真:Thomas Anderson/アフロ)
    ヤクルト高津監督(写真:Thomas Anderson/アフロ)
  • ヤクルト高津監督(写真:Thomas Anderson/アフロ)

MVPは「投票なしで村神様でいいんじゃないかと」

   ヤクルトは25日にホーム神宮球場で2位DeNAと対戦し、劇的な9回サヨナラ勝利で2年連続のリーグ優勝を果たした。0-0で迎えた9回、1死2塁のチャンスに丸山和郁(23)がサヨナラ打を放ち1-0で勝利。今季77勝目でリーグ優勝を決めた。

   宮本氏は今季ヤクルトが優勝したポイントに主砲・村上宗隆(22)の活躍を挙げ、「あともうひとつ何か言うと、春先ピッチャーが上手く回った。そこの貯金が非常に大きかった」と振り返った。

   今季は阪神との開幕カードで3連勝を飾り、その後4連敗を喫するも4月は12勝9敗と勝ち越し。5月に入っても勢いは衰えず、下旬に開催されたセ・パ交流戦では勝率.778の14勝4敗で優勝を果たした。

   宮本氏は今季のセ・リーグMVPは村上で間違いないと明言。「投票しなくてもいいぐらい。投票なしで村神様でいいんじゃないかと」と語り、「普通に考えたら100人中100人が村上ですよ。満票じゃないとおかしいくらいですよ今年は」と主張した。

   また、スタッフから「村上さんを抜いたヤクルトの選手で宮本さんのMVPみたいな選手は誰になりますか?」と質問されると、宮本氏は「MVPというのはなかなか難しいけど」と前置きし、清水昇投手(25)、マクガフ投手(32)、長岡秀樹内野手(21)ら3選手の名を挙げた。

「全く実績ゼロの選手が1年間ショートを守り続けた」

   清水は25日時点で46試合に出場し防御率1.05、25ホールドをマーク。今季はわずか5失点とセットアッパーとしてリーグ優勝に貢献。守護神マクガフは53試合に登板して防御率2.09、37セーブときっちり抑えの役目を果たした。

   高卒3年目の長岡は今季ショートのレギュラーを勝ち取り133試合に出場。打率.244、8本塁打、47打点の数字を残している。

   現役時代にショートで6度のゴールデングラブ賞を受賞した宮本氏は「長岡は1年間出続けたからね」とし、「これから改善していかないといけない部分はもちろんあると思うが、今年1年に限って言うと全く実績ゼロの選手が1年間ショートを守り続けたというのは、これは評価してあげないといけないと思う」との見解を示した。

   さらに「高津(監督)さんがよく我慢して使ったところもあると思う」と指摘し、「ちょっと悪かったら違うやつを入れようかなって思うところをたぶん1本立ちさせたいと思って我慢して使ったと思うんですよね。その期待にも彼は応えた。今年の中で野手は村上以外でいうと長岡。あとはそれなりの報酬をもらってますから。報酬分働いているわけです、みんな。でも長岡の報酬を考えると本当によく頑張った」と改めて評価した。