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大谷翔平「ダブル規定」達成も...MVP本命はジャッジ 米メディアが模擬投票の結果公表

   米メディアCBSスポーツ(WEB版)は日本時間2022年9月6日(現地5日)に大リーグのア・リーグでMVP争いを演じるエンゼルス大谷翔平投手(28)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)の特集記事を公開した。

  • 大谷翔平選手(編集部撮影)
    大谷翔平選手(編集部撮影)
  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

投手としては昨季成績上回る

   「MLB 大谷翔平とアーロン・ジャッジの歴史への挑戦でレギュラーシーズンを締めくくる」とのタイトルで公開され、両者の今季を数字で振り返りながら記事を展開した。

   大谷は最終戦となった5日のアスレチックス戦で規定投球回に到達し、規定打席と「ダブル規定」を達成。今季打者として157試合に出場し打率.273、34本塁打、95打点、OPS(出塁率+長打率).875をマークした。

   投手としては28試合に先発して15勝9敗、防御率はリーグ4位の2.33を記録し166イニングを投げぬいた。219奪三振はリーグ3位だった。ア・リーグMVPに輝いた昨季は23試合に登板して9勝2敗、防御率3.18、156奪三振で、今季は昨季に比べて全体的にレベルアップした。

   一方のジャッジはア・リーグ本塁打記録を更新する62本塁打をマークし、本塁打と打点(131)の2冠を達成。打率は首位のルイス・アラエス(ツインズ)の.316に及ばず.311でリーグ2位。出塁率(.425)と長打率(.686)は共にリーグトップでOPSは1.111を記録した。

模擬投票サイ・ヤング賞は2冠バーランダー

   CBSスポーツはアスレチックス戦で「ダブル規定」を達成した大谷の快挙を「大谷翔平が再び歴史を作った」と手放しで称賛するも、MVP争いに関してはリーグ本塁打記録を更新したジャッジを「本命」とした。

   同メディアは前日5日(現地4日)に編集部内で行ったMVPやサイ・ヤング賞などの模擬投票の結果を発表。同メディアの大リーグライター4人と2人の編集者がそれぞれの部門で投票を行った。採点は1位票が3ポイント、2位が2ポイント、3位が1ポイントに換算されて行われた。

   MVP部門はジャッジが1位票5票、2位票1票で合計17ポイントを獲得して1位に輝いた。大谷は1位票1票、2位票5票で合計13ポイントの2位だった。3位には4ポイントを獲得したヨルダン・アルバレス(アストロズ)が入った。

   サイ・ヤング賞部門は最優秀防御率(1.75)と最多勝(18勝)の2冠に輝いたジャスティン・バーランダー(アストロズ)が断トツの17ポイントを獲得して1位となり、大谷は3位票2票の合計2ポイントで5位だった。