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阪神移籍の渡辺諒は「確実にセカンドのポジション取れる」 球界OB断言「他球団はやられたと思っている」

   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2022年10月18日にユーチューブチャンネルを更新し、阪神と日本ハムの間で成立したトレードについて言及した。

  • 阪神・岡田監督(写真:Yonhap/アフロ)
    阪神・岡田監督(写真:Yonhap/アフロ)
  • 阪神・岡田監督(写真:Yonhap/アフロ)

「渡辺諒はクリーンナップも打てる選手」

   阪神と日本ハムは18日に2対2の交換トレードが成立したことを発表。阪神からは江越大賀外野手(29)と斎藤友貴哉投手(27)、日本ハムからは渡辺諒内野手(27)と高浜祐仁内野手(26)がそれぞれ移籍した。

   今回のトレードで高木氏が注目したのは日本ハムから阪神に移籍した渡辺だ。東海大甲府高出身の渡辺は13年のドラフト会議で日本ハムに1位指名され入団。19年には自身初の規定打席に到達し、打率.262、11本塁打、58打点の数字を残した。今季は出場機会が激減し21試合の出場に留まった。

   かねてから渡辺の実力を高く評価していた高木氏はトレードに驚きを見せながらも「渡辺諒はどこでもほしいと思う選手。セカンドも出来るし。ただ守備はさほどうまくないがバッティングはいい。勝負強いし。ニックネームは速球破壊王。速い球にはバリ強いから」と興奮気味に語った。

   さらに「渡辺諒はクリーンナップも打てる選手だから。勝負強さからいうと6番とかに置いてもいい。(岡田監督は)大山と佐藤輝明はクリーンナップから外さないと言っている。その中に(外国人)助っ人が入れば一番理想だが、その下に渡辺諒を置くと勝負強いしいいと思う」との持論を展開した。

「渡辺諒を出せる監督は新庄しかいない」

   スポーツ紙などの報道によると、岡田彰布監督(63)はトレード成立後に渡辺に言及。ポジションはセカンドで戦力として考えていることを明かし、二遊間については「(シーズンの)80パーセント以上の固定やで」との意向を示したという。

   高木氏は「(岡田監督は)渡辺諒をセカンドとしてレギュラーとして考えると思う」とし、「渡辺諒は今年あまり使われる機会がなくて色々うっぷんも溜まっていただろうけれども阪神に行ったら確実にセカンドのポジション取れるから頑張ってほしい」と大きな期待を寄せた。

   そしてトレードを成立させた岡田監督と新庄剛志監督(50)の手腕を称賛。「渡辺諒を出せる監督は新庄しかいないと思う」と主張し、「岡田さんはよく見ている。俺は渡辺諒を高く評価していたし、出せるのならどこでも取りたい。(他球団は)やられたと思っているよ。(渡辺を)出すのかと」と語った。