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退去費用で11万円請求も...専門家相談で金額激変 SNS体験談に見る「賃貸暮らしのライフハック」

   Twitterでは、家を借りるときに知っておきたい有益情報や失敗談が山のようにツイートされています。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が、Twitter上で見られる「賃貸物件暮らし」についての常識・非常識について探ってみました。

  • 退去トラブルめぐる体験談が話題に(画像はイメージ)
    退去トラブルめぐる体験談が話題に(画像はイメージ)
  • 退去トラブルめぐる体験談が話題に(画像はイメージ)

おとり物件に振り回されないためには

   賃貸物件を探す際、不動産ポータルサイトを利用する人も多いでしょう。そんなとき、運悪くヒットしてしまうことがある「おとり物件」についての投稿が話題になりました。

お部屋探しで "おとり物件" に振り回されないために注意すべきあれこれがこちら「騙されると一日ムダになる」

   「おとり物件」とは、問い合わせや来店者数を増やすため、実際には入居できないのに掲載される物件情報のこと。こうした行為は宅建業法第32条で禁止されています。

   賃貸仲介サービスを運営しているTwitterユーザーによると、おとり物件広告の特徴としては、「周辺環境の画像だけで、物件の写真が何も登録されていない」「家賃相場より安い金額設定になっている」「募集掲載を出してから日数が経っている」といったポイントがあるそうです。

   なお、不動産ポータルサイトでは通報窓口を設けているので、事実と異なる情報が掲載されていると判明した時点で連絡することをおすすめします。

   さまざまな「その道のプロ」も多く活用するTwitter。こういったプロ視点の有益情報が得られるのもTwitterならではかもしれません。

「飲食店が入った物件」本当に避けるべき?

   お部屋を探す時に「飲食店が入っている物件は避けた方がよい」という話は以前からまことしやかに言われていますが、その理由について自らの体験談から説明したツイートが拡散されました。

   以前、住み始めた物件にあとから居酒屋が入ってきたことがあったというTwitterユーザーの投稿です。

飲食店が入ってる物件に住むのは絶対やめとけ→かなり悲惨な状況のオンパレードになる

   居酒屋の入居後に起きた出来事として、「違法駐車で車出せない」「車にキズつけられる」などを紹介したほか、「Gが増える」については繰り返し挙げて強調しています。

   しかしリプライの中には、飲食店の上に住んでいるけどGなど一度も見たことないという声も。

   また、近くにあると便利だと思われるスーパーやコンビニ、その他のジャンルのお店に対しても、似たような弊害があったという話も見られました。物件を選ぶときは近隣のお店についてもどうなのかを見極める必要がありそうです。

ご近所へのあいさつはしないのが正解?

   引っ越ししたら、近隣へのあいさつはするべきかどうか、迷った経験があるのではないでしょうか。世代などによっては、あいさつするのは常識と考えている人もいるようですが、今どきは、しなくて正解という場合もあるようです。

   あるTwitterユーザーは初めて一人暮らしをスタートしたとき、「ご近所へあいさつするように」と父親に菓子折りを持たされたそう。しかし行く勇気がどうしても出ず、結局自分でお菓子を平らげてしまった...というエピソードが話題となりました。

はじめての一人暮らしあるある?近隣に挨拶&手土産を渡しに行く勇気が出なくて自分で消費!オール居留守のパターンも「今の時代、その挨拶必要ある?」

   このエピソードに対しTwitterユーザーからは「行かなくて正解」という声が。

   また、女性の一人暮らしを知らせることになるからあいさつはしない方がいい、と不動産屋に薦められたとする体験談もありました。世知辛い話ではありますが、とくに一人暮らしの女性の場合は防犯面を重視して「近隣へのあいさつは行かない」という選択も十分あり得そうです。

退去時の費用トラブルを防ぐには

   賃貸物件を退去する際は、借りた時と同じ状態で明け渡す「原状回復義務」がある場合が多いです。それに掛かる費用をめぐって、あるTwitterユーザーのエピソードが拡散されたことも。

   その方は借りていた事務所を退去する時、不動産屋さんから原状回復費用として11万円を請求されたそうです。しかし請求額に納得がいかず、消費生活センターと東京都の賃貸ホットラインに相談したところ、11万円の請求がなくなり、7500円が返還される形に変わったとのこと。

賃貸を引き払う時に原状回復費用11万円請求されていたが消費者センターに電話したら7500円返還に変わった話

   これほどまでに差額の出るケースは珍しいかもしれませんが、原状回復費用にまつわるトラブルは多くの人が経験しているようです。東京都の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」が基準を明確に示しているとして拡散されたこともあります。

賃貸住宅退去時トラブルの印籠になるガイドライン、金額の負担区分がめちゃ明確なので覚えておくとよい「印刷して手持ちは必須」

   できるだけ失敗したくない賃貸物件選び。さまざまな経験値を持つ人たちが活用しているTwitterでは、不動産屋さんからの有益情報や貴重な体験談もあるようです。情報を上手に活用しながら、快適な暮らしを目指していきたいですね。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

今回の記事で紹介したまとめ一覧

お部屋探しで "おとり物件" に振り回されないために注意すべきあれこれがこちら「騙されると一日ムダになる」

飲食店が入ってる物件に住むのは絶対やめとけ→かなり悲惨な状況のオンパレードになる

はじめての一人暮らしあるある?近隣に挨拶&手土産を渡しに行く勇気が出なくて自分で消費!オール居留守のパターンも「今の時代、その挨拶必要ある?」

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