J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

田村淳、出馬打診「8回ぐらい」受けていた 政治に関心、それでも「絶対やらないと思った」理由

   国政選挙のたびにその是非が議論になる「タレント候補」。その舞台裏の一端を、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(49)がBS11の年末特番で明かしている。

   田村さんは日頃から「政治に興味関心がある」と公言し、政界進出のうわさがたびたび浮上する。過去にさまざまな政党から「8回ぐらい」出馬の打診を受け、2022年夏の参院選では2つの政党からアプローチがあったという。だが、話を聞いて「『絶対やらない』と思ったんですよね」。立候補したいという思いからは「かなり距離を置くようになった」が、それはなぜなのか。

  • 田村淳さんは2022年夏の参院選で2つの政党から出馬の打診を受けた(BS11のユーチューブより)
    田村淳さんは2022年夏の参院選で2つの政党から出馬の打診を受けた(BS11のユーチューブより)
  • 田村淳さんは2022年夏の参院選で2つの政党から出馬の打診を受けた(BS11のユーチューブより)

「なんでこの党の方が僕に打診してくるんだろう?という党も」

   田村さんによると、これまでに「幾度となく」「8回ぐらいは、いろんな党から」出馬の打診を受けてきた。打診してくる政党は実にさまざまで、

「なんでこの党の方が僕に打診してくるんだろう?と思う党もあれば、いつもの発言からシンパシーを感じていただいて『出馬してみませんか』という話をいただく」

という。

   政治には興味があるため、政党から「話をしたい」と言われた場合は必ず応じるようにしてきた。参院選では2つの政党から話を聞いたが、出馬は断った。政党の担当者に、衆院からの出馬可能性についてたずねると「いや、タレントさんは参議院からの方がいい」。参院で2期12年を務めて初めて「やりたいこととか、政治の世界の中で意見が通るようになる」と言われ、「『絶対やらない』と思ったんですよね」との考えに至った。

芸能人が当選しても「結局大きなところに飲み込まれていってる」

   この1年の政治状況についても、「特に(与野党)どっちにも期待できないということで、政治離れがすごく進んだ1年」だとして悲観的だ。さらに、過去に多くの芸能人が立候補し、当選してきたが、田村さんから見ると「結局大きなところに飲み込まれていってるな、という感じがするんですよね」。仮に当選したとしても、できることはきわめて限られているとして、現時点では国政選挙への立候補には否定的だ。

「どんな党に入ったとしても、1年生であっても、選ばれた人は選ばれたなりの発言だったり行動を起こしてほしいなと思うんですけど。まあ、それができない世界なんだなと思って、僕自身も、ちょっとなんて言うんですか?自分が立候補したいという思いからは、かなり距離を置くようになったので」

   番組はBS11「鈴木哲夫の永田町ショータイム あなたの知らない政治の裏側2022」。12月31日の正午から放送予定だ。