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「silent」「ぼっち・ざ・ろっく!」下北沢が人気ドラマ&アニメの「W聖地」に 巡礼者殺到で注意喚起も

   「若者の街」として知られる東京・下北沢周辺エリアが、年の瀬に賑わいを見せている。この冬反響を呼んだ人気ドラマ「silent」(フジテレビ系)、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」(TOKYO MXなど)の舞台となり、「聖地巡礼」に訪れるファンが相次いでいるのだ。

  • 下北沢エリアが人気作品の「W聖地」に(画像はイメージ)
    下北沢エリアが人気作品の「W聖地」に(画像はイメージ)
  • 下北沢エリアが人気作品の「W聖地」に(画像はイメージ)
  • 下北沢駅前の「silentツリー」にあふれたファンたち(2022年12月25日撮影、一部加工)

白い「silentツリー」にファン殺到

   2022年12月25日、小田急線下北沢駅南西口広場には人だかりができていた。お目当ては、ドラマ「silent」の白いクリスマスツリー。今冬人気を博したドラマの特設ツリーを写真に収めようと、人々が木の周りを囲むようにカメラを向けていた。

   「silent」は主人公・青羽紬(川口春奈さん)と難病の「若年発症型両側性感音難聴」を患う佐倉想(目黒蓮さん)によるラブストーリーだ。10月6日~12月22日まで全11話が放送され、連日ツイッターでトレンド入りするなど話題に。Official髭男dismの主題歌「Subtitle」もヒットし、一大ブームを巻き起こした。ドラマは28日から関東ローカルで再放送される。

   ロケ地の一つとなったのは、世田谷区の下北沢周辺エリアだ。登場人物が歩いた小田急線東北沢駅~下北沢駅~世田谷代田駅を結ぶ遊歩道などが作品の「聖地」となり、訪れるファンが続出。25日には、紬がよく着用していたブルーのコーデをまとう人の姿も目立った。

「ぼざろ」モデルのライブハウスは「ぼっち巡礼」呼びかけ

   10月9日~12月25日にTOKYO MXで放送されたアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」も、下北沢が舞台となった。はまじあきさんの同名マンガを原作とする同作は、ギター好きで内気な女子高生・後藤ひとり(声:青山吉能さん)らがロックバンド「結束バンド」での活動を通じ、成長していく物語だ。アニメファンからは「今期の覇権アニメ」とも評されるなど、この冬高い人気を集めた。

   バンドの活動拠点となったライブハウス「STARRY(スターリー)」は下北沢にあり、バンドメンバーのうち2人が「下北沢高校」に通うなど、バンドマンの街として知られる下北沢の名前が頻繁に登場した。また、下北沢駅前にあるフレッシュネスバーガー下北沢店がコラボキャンペーンを実施し、作品を盛り上げた。

   「聖地巡礼」に訪れるファンもいる中、巡礼者への注意喚起も出されている。「STARRY」のモデルとなった1991年創業の老舗ライブハウス「下北沢SHELTER」は、最終回後の26日に「多くの方が外観撮影にいらしております」とツイッターで説明。「お気持ちはとてもわかりますが...機材搬入の妨げ、近隣のご迷惑となりますので、グループでの巡礼はお控えの上、極力平日14:00迄にお済ませください。ご協力よろしくお願い致します」と、「ぼっち巡礼」などを呼びかけた。