韓国タクシーでぼったくり被害 人気YouTuber「キレようと思った」が...「運転手の指が2本なかった」

   YouTuberコンビ「水溜りボンド」のトミーさんが2023年1月8日、韓国のタクシーでぼったくり被害にあったことを動画で明かした。

• 
  YouTubeチャンネル「とみビデオ」より

「韓国で5万ウォンぼったくられました」

   トミーさんは個人チャンネル「とみビデオ」に「【ぼったくり】韓国のタクシーで正規料金の５倍請求されて口論に発展した話」と題した動画を公開し、ぼったくり被害について語った。

   年始に後輩たちと韓国旅行に行ったというトミーさんは、旅行動画に先立ち「最悪だった話をかいつまんでこのトーク動画に落とし込もうと思います。韓国で5万ウォンぼったくられました」とした。

   「イキがってエアリズムとスウェットで行きました」と防寒対策をしなかったというトミーさん。あまりの寒さに「もう宿に戻って一回暖まろう」と考え、タクシーを呼ぼうとしたが「1月1日、韓国で稼働しているタクシーの台数は1年間で1番少ないそうです」となかなか見つからず。

   やっと1台のタクシーが止まったが、ドアを開けてくれず「ちょっと違和感を感じましたが、それは文化の差なのかもしれない」としたトミーさんは「ドアを開けてくれませんか」とお願いしたという。しかし、運転手は窓から「待て。まだドアを開けるのは早い。どこに行きたいんだ？」と尋ねてきたとした。

   トミーさんは「韓国ではもしかしたら先に行きたい場所を伝えてから運転手さんがドアを開けてくれるのかもしれない」として携帯電話の画面を見せながら行き先を伝えると、運転手は熟考。「考えるとこあるかな、何を考えてるんだろう。開けてほしいな、寒いのに」と待っていたトミーさんは、了承を得るとタクシーに乗車した。

「すみません、間違っていたらごめんなさい。ぼったくってませんか」

   宿まで送り届けてもらったトミーさんらは「あー良かった、もうこれで大丈夫だ」とひと安心したものの、請求された料金は5万ウォン。「これは絶対に高すぎないか？　これは全員の後輩が思ってるから、僕は言わなきゃいけないと思って一応確認しました。『すみません、間違っていたらごめんなさい。ぼったくってませんか』と」と、運転手に確認を願い出たとした。

「日本円にして5000円です。10分乗って5000円、ちょっと高い気がするので、メーターを見せてください」

   しかし、運転手の答えはNO。「メーターなんてない」とした運転手に、「メーターはないのか、韓国のタクシーには。なるほど、すみません、わかりました」としたトミーさんが、「じゃあレシートか領収書をせめて見せていただけないでしょうか。というか、（レシートか領収書を）くれないでしょうか」と食い下がると、運転手は「NOだ。レシートも領収書もNOだ」と断ってきたとした。

   トミーさんは「韓国のタクシーはレシートも領収書もないのかもしれない」と自らを納得させ、「じゃあせめて、さっき僕らは両替したばっかで、現金が無くなっちゃうと困るから、できたらカードで払わせてくれ」と譲歩するも、「そんなことはできない」と断られたという。

「運転手さんの指が2本なかったから」

   度重なる理不尽さに、トミーさんは「そんなわけない！　絶対にぼったくられてる、そう思った僕はもうちょっとキレるしかないと思ってキレようと思った」が、「キレることはできませんでした」と振り返った。

「運転手さんの指が2本なかったから。そっち側の人かもしれないと思って、ビビって部屋に入りました」

   トミーさんは「メーターナイナイ、領収書ナイナイ、クレジットカードダメダメ、の時の（運転手の）指がナイナイでした」とジェスチャーを交えて振り返り、「『あ、あ、そうっすよね。オイッス』という感じで引き下がりました」と苦笑した。「後輩たちの目が非常にきつかったです」という。

   韓国のタクシーの相場を知らなかったトミーさんは「カルチャーショックだったのかな」とするも、後日タクシーで同じ場所に同じルートで向かったところ料金は1万ウォンだったとして「5倍はとりすぎでしょうに！　5倍いかれてました」と嘆いた。

   トミーさんはツイッターでも動画を紹介し「 ブチギレです」としている。