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「日本より弱いという評価は正しい」 WBCで日韓激突も...韓国球界レジェンドが認めた「戦力差」

   大リーグのロサンゼルス・ドジャースなどでプレーした韓国球界のレジェンド朴賛浩(パク・チャンホ、49)氏が、2023年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表に言及した。地元スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)が2月14日に報じた。

  • 朴賛浩氏(写真:ロイター/アフロ)
    朴賛浩氏(写真:ロイター/アフロ)
  • 朴賛浩氏(写真:ロイター/アフロ)

韓国の長所はチームワーク

   朴氏は大リーグ通算124勝を挙げ、国内ではレジェンドとして英雄視されている。サンディエゴ・パドレス時代の06年にWBCに出場し、チームのベスト4に大きく貢献。個人では大会最多セーブを挙げ優秀選手に選出されるなど投手陣の大黒柱として存在感を示した。

   今大会ベスト4進出を目指す韓国に対して日本は「世界一」を目標に掲げている。1次ラウンドで同組に属しており、3月10日に東京ドームで日韓戦が実現する。

   スポーツソウルによると、朴氏は両国の戦力を独自に分析し「戦力だけ見れば韓国が弱い。日本より弱いという評価は正しいと思う」と率直に持論を述べた。

   一方で韓国の長所はチームワークだとし、「選手同士が本当にしっかり団結している。2006年WBCがまさにそうだった。イ・ジョンボムという素晴らしいキャプテンが選手たちをひとつにした。今回の代表もそうなると思う。キャプテンやベテランがチームをひとつにまとめれば、近年のWBCや東京五輪とは違った結果になるだろう」と語った。

   韓国は06年WBC第1回大会でベスト4に入った。09年の第2回大会では準優勝したが、13年第3回大会は1次ラウンド敗退。17年の第4回大会は地元ソウルでの開催となったが再び1次ラウンドで敗退し屈辱を味わった。

国際大会で長らく低迷

   21年に開催された東京五輪では3位決定戦でドミニカ共和国に敗れメダルを逃した。国際大会で長らく低迷している。

   朴氏はWBC代表から漏れたキウム・ヒーローズの安佑鎮(アン・ウジン、23)投手にも言及。安は昨季、国内リーグで最優秀防御率、最多奪三振の2冠を達成したが、高校時代に起こした暴力事件の影響で代表に選出されなかった。

   朴氏は「(韓国は)日本を破らなければならず、そのためにはアン・ウジンが必要かもしれない」と評価する一方で、「(WBC代表の)イ・ガンチョル監督はとても賢明な判断をしたと思う。監督としては当然勝ちたいだろうが、代表はファンのことを考えると同時に国民感情も考えなければならない」と持論を述べた。

   韓国は今大会ベスト4を目指し、サンディエゴ・パドレスの金河成(キム・ハソン、27)内野手とセントルイス・カージナルスのトミー・エドマン内野手(27)の2人の現役大リーガーを選出。代表は大会に向けて米アリゾナ州で合宿を張り調整する。