J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「とても悲しい」レトロ自販機コーナー破壊に店主嘆く...警察捜査 ライブ配信に犯人の姿「半数が自首」

   昭和時代のレトロな自販機などを並べた栃木県那珂川町内の名物店「なかよし自販機コーナー」が、ゲーム機などが壊される被害があったと、ツイッターで写真を投稿した。

   投稿では、県警が被害を受けて現場検証をしたと明かし、「とても悲しい」と嘆いている。那珂川署では、器物損壊の被害届を受理して捜査を始めたと取材に明らかにした。

  • レトロ自販機が並ぶ店内(写真は、なかよし自販機コーナー提供)
    レトロ自販機が並ぶ店内(写真は、なかよし自販機コーナー提供)
  • レトロ自販機が並ぶ店内(写真は、なかよし自販機コーナー提供)
  • 被害に遭ったパトカーの乗り物(写真は、なかよし自販機コーナー提供)
  • 自販機内のプラスチックも折れていた(写真は、なかよし自販機コーナー提供)

パトカーの乗り物は、赤いプラスチックが壊され、破片が床に散乱

   ゲームコーナーにあるパトカーの乗り物は、バンパーの正面にあったとみられる赤いプラスチックが壊され、破片が床に散乱している。自販機内の透明なプラスチックも折れており、建物のドアには、破壊行為で付いたとみられる凹みもあった。

   これらの写真は、なかよし自販機コーナーが2023年2月20日、ツイッターに投稿した。

   新聞報道などによると、この店は、22年4月にオープンし、うどん・そばやハンバーガー、お菓子などの自販機も設置され、ちょっとした地域の名所になっている。

   ところが、投稿によると、19日21時40分ごろから翌20日午前0時40分ごろの間に、何者かによる破壊行為が行われたという。ゲーム小屋や乗り物などが被害に遭い、他に壊されたものがないか調査しているとした。

   警察に相談して、20日に現場検証してもらったとも明かした。同店では、定点カメラの映像をユーチューブでライブ配信しており、その映像やいくつかの証拠を警察に提供したという。

   昔のゲーム機などを設置しているため、「部品の検索・手配・修繕作業... パトカーに至ってはパーツは無いでしょうね...」とこぼした。そして、犯人に対しては、「弁償って経費乗せたらえらい額になるんですよね、そういうのも解らないんでしょうね...」と苦言を呈し、「どんな事でもありがたいのでなにか思い当たる情報・その時間に行っていたSNS情報等DMしていただけると助かります」と呼びかけている。

「観念したのか犯人グループの半数が自首」とも明かす

   なかよし自販機コーナーを運営する那珂川町内のオーナー男性は2月22日、J-CASTニュースの取材に応じて、「パトカーの乗り物、回転式自販機、カップ麺自販機、ゲーム機を入れている小屋、わたあめ自販機が破壊されました」と被害について明かした。

   ライブ配信された映像について、「配信に犯人写っています」としたうえで、那珂川署に被害届が受理されたことを明らかにした。そのうえで、「犯人の目ぼしはついており観念したのか犯人グループの半数が自首してきました」と明らかにした。

   この自販機コーナーでは、22年6月にうどん・そば販売機で備え付けの器が盗まれたり、灰皿に使われたりしたと、ツイッターなどで被害を訴えていた。今回の破壊行為との関連については、「以前の事とは無関係です」としている。

   那珂川署は2月22日朝までに、取材に対し、器物損壊の被害届を受理し、捜査していると明らかにした。事情聴取しているかなどの詳細については、「個別の案件ですので、お答えできません」と述べた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)