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WBC韓国代表にアクシデント続発 悪天候キャンプに航空機トラブル...選手は「言い訳にしたくない」

   2023年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表がトラブルに見舞われた。複数の地元メディアが2月28日に報じた。

   地元メディアによると、米国アリゾナ州でのキャンプを終えた韓国代表は3組に分かれて移動し、28日(現地27日)にロサンゼルス経由で帰国する予定だった。ところがイ・ガンチョル監督(56)らが搭乗する予定だった国内線に機材トラブルが発生し離陸することができなかった。

  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

「アリゾナの天候は良くなかったが施設は本当に良かった」

   監督をはじめ26人が足止めされ、急遽バスでロサンゼルスまで移動することに。バスでの移動は7時間以上かかったため当初予定していた国際線に乗ることができず、別の便での帰国を余儀なくされた。予定通りにロサンゼルス発の国際線に搭乗した別組は、3月1日午前に韓国に到着した。イ監督らは1日17時過ぎに帰国する予定だ。

   代表は当初、2日にソウル市内の球場で強化練習を行う予定だったが、このトラブルによってスケジュールが変更される可能性があるという。

   韓国代表はアリゾナキャンプでも不運に見舞われた。強風や雨天のため練習試合が中止となり野外練習ができない日もあった。

   地元スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)は、代表選手が集まる時間はただでさえ貴重なもので1日でも惜しいのに、このようなアクシデントは「とんでもないことだ」と指摘した。

   予定通りこの日午前に帰国したヤン・ヒョンジョン投手(起亜タイガース、34)は、トラブル続きの状況にも気丈な姿勢を見せた。

   韓国メディア「OSEN」(WEB版)によると、ヤンは帰国直後、同メディアの取材に対して「アリゾナの天候は良くなかったが施設は本当に良かった。体調について心配する必要はない」とし、トラブル続きの状況には「言い訳にしたくない」と語った。

   WBCではリリーフとして期待され、1次ラウンドの日本戦では貴重な左腕として登板する可能性もある。日本代表は鈴木誠也外野手(カブス、28)が左脇腹の張りを訴え出場を辞退したが、ヤンは「相手チームでどんな選手が出て抜けるかは大きく考えない。韓国代表チームがどうするのか、私がどうするかがより重要だと思う」と意気込んだ。