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WBCの裏で「世紀に残る大誤審」 米大学野球、まさかのストライク判定に批判殺到...球審が無期限出場停止

   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の真っただ中にあった、米大学野球の試合が波紋を広げている。

   球審が私情を理由としたような誤審をし、抗議されるも無視して球場を去った。日本でも注目を集め、審判は無期限の出場停止処分となった。

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「オー・マイ・ゴッド」連呼

   誤審は2023年3月10日、米大学野球ニューオーリンズ対ミシシッピバレー州立大で起きた。

   米スポーツ専門局ESPN(電子版)によれば、9回2アウト、ミシシッピバレー州立大の攻撃の場面だった。1ストライク1ボールから低めの球がストライクコールされ、選手は不満げにジャンプする。バットで球の軌道を指すような仕草もした。続く4球目、外角低めに大きく外れたが、これがまさかのストライクコール。三振で試合終了となり、ニューオーリンズが7対3で勝利した。

   選手は激怒して猛抗議するも、球審は無視して球場を去った。実況も「オー・マイ・ゴッド」と何度も叫び、驚きを隠さなかった。

   現地で物議を醸し、日本でも「世紀に残る大誤審」「流石に酷すぎる」「AI判定が望まれる理由」とSNS上で批判が相次いだ。

   リーグを運営するサウスランド・カンファレンス(SLC)は11日、声明を発表した。球審の判定は審判員向けマニュアルのセクション3に違反し、SLCの試合で無期限の出場停止処分にするとした。

   セクション3には、「審判員はスポーツに対する世間の信頼を得るため、大きな責任を負う」などと心構えや行動規範が示されている。