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ダルビッシュからのエールに「韓国のイチロー」驚き 大リーグ挑戦へ「自信になった」

   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表のイ・ジョンフ外野手(24)が、SNSでダルビッシュ有投手(36)から「エール」を受けた。

  • ダルビッシュ投手(写真:CTK Photo/アフロ)
    ダルビッシュ投手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • ダルビッシュ投手(写真:CTK Photo/アフロ)

父は元中日ドラゴンズでプレー

   イは2023年3月15日にインスタグラムを更新し、「皆さんのサポートに感謝します 期待に応える技術と成績は残せませんでしたが、次の大会に向けて頑張りたいと思います!」などと投稿。10日に行われたWBC日本戦でダルビッシュと対戦した画像を添付した。

   イの投稿にダルビッシュが反応し英語で「一緒にプレーするのが楽しみです」と返信した。

   国内リーグのキウム・ヒーローズに所属するイは昨季、打率.349をマークし首位打者のタイトルを獲得するなど打撃部門で5冠を達成。今オフにポスティングシステムを利用して大リーグ挑戦を表明している。

   中日ドラゴンズでプレーしたイ・ジョンボム氏(52)を父に持ち、天性の打撃センスから「韓国のイチロー」と称される。

   地元メディア「OSEN」(WEB版)によると、イは「昨日家で休んでいた時に突然コメントがきてびっくりした」と驚きを隠さず、「メジャーリーグの1軍でプレーしている選手から良い言葉をもらい自信になった」と語ったという。

「今大会で強力な投手と対戦したかった」

   イは大リーグ挑戦に向けてスコット・ボラス氏(70)と代理人契約を結んでおり、ボラス氏を代理人とするレッドソックスの吉田正尚外野手(29)と交流がある。WBC期間中に日本で吉田と会い、それぞれのサイン入りバットを交換した。

   イはWBC1次ラウンド4試合全てに「3番・センター」で出場し、注目された日本戦では先発ダルビッシュからタイムリーヒットを放ち4打数2安打1打点。4試合通算で打率.429、5打点を記録し、出塁率は5割で出塁率と長打率を合わせたOPSは1.071だった。

   代表チームは3大会連続の1次ラウンド敗退となったが、主力として存在感を示した。イは「今大会で強力な投手と対戦したかった。そんな強力な投手と対戦できるのは日本戦が唯一だった」とし、「日本戦でアウトになっても良い打球を飛ばすことができた。準備してきたことが出たと思う」と振り返った。