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大谷翔平の言葉に「感動して泣きそうになった」 侍ジャパン最年少投手明かすWBC舞台裏「ガラッと変わった」

   プロ野球・中日ドラゴンズの情報番組「ドラHOT+」(東海テレビ)のYouTubeチャンネル「ドラHOTpress」が2023年4月5日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)侍ジャパンメンバーに最年少で選出された高橋宏斗投手のインタビューを公開した。

   高橋投手は、話題を集めた大谷翔平選手による決勝戦前の円陣に関する裏話などを語り、SNSで反響が広がっている。

  • WBCで優勝した侍ジャパン(写真:AP/アフロ)
    WBCで優勝した侍ジャパン(写真:AP/アフロ)
  • WBCで優勝した侍ジャパン(写真:AP/アフロ)

「あの一言がなかったら...」

   高橋投手は、2020年のドラフト1位で中日に入団。プロ2年目で6勝をあげ、最年少の20歳で侍ジャパン入りした。

   高橋投手は、ドラHOTpressが5日に公開した動画「侍J髙橋宏斗が語るWBC優勝秘話!大谷・ダルビッシュ・山本由伸・今永など...世界一の裏側を大公開します!」に出演し大会の裏話を語った。

   インタビュアーからは、今大会の決勝前の大谷選手による円陣での声出しに関する質問が寄せられた。大谷選手は侍メンバーに対し、多くのスター選手を擁する米国代表について「憧れるの止めましょう」「憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」と呼びかけていた。

   「あれ聞いた時ってどう思ったんですか?」と問われた高橋投手は、「感動して泣きそうになってたんですよね、僕は。確かにそうだなと思って」と率直な気持ちを語った。

「その時は全員が気持ち的に劣勢になっていたと思うんで、その円陣1つでチームがガラッと変わりましたし。本当にあの一言がなかったら、自分は気持ちで負けたままマウンドに上がってたんじゃないかなと思います」

   インタビュアーも「その言葉があったから、あのトラウト選手の三振に繋がったんですね」と納得していた。

「大谷さんも緊張はするらしいので」

   「大谷選手ってどんな存在ですか?」と問われると、高橋投手は「人間の鑑じゃないですか? 何をしてもすごいですし、人としてもすごくいい人ですし。聞いたら何でも教えてくれますし。意識の高さも、今までに見たようなことない人ですし」と回答。「ちょっと欠点がないのが......。探し出せなかったですね、今回は」とはにかんだ。

   最年少メンバーの高橋投手とのファーストコンタクトは、大谷選手からの「何歳ですか?」との質問だったとするエピソードに触れ「そのあとってどういう会話をされてたんですか?」と聞かれた高橋投手は

「僕は、長く話せたのが大阪の決起集会の時だったので。そこでいろんな配球についてだとか、バッター心理についてっていうのは色々聞いて、すごくためになる話をいっぱいしてくれました」

と振り返った。

   「メンタル面の話もしてくださるんですか?」と尋ねるインタビュアーに、高橋投手は「そうですね。大谷さんも緊張はするらしいので。『あの人も緊張するんやなぁ』って思いました」。「(大谷選手も)同じ人間だなぁと(思う)?」と聞かれると「人間でした」と笑顔で頷いていた。

   SNSでは、高橋投手の率直な胸中を明かしたインタビューに反響が広まっている。

「欠点探し出せなかった...笑 原点であり頂点の香が気になる」
「ダルの日本への貢献、大谷のかっこよさや髙橋宏斗本人のこと。帰ってきて褒めたポイントがやっぱそこだよねっていう落合コーチ。多くの人に見て欲しい」
「高橋ヒロト選手 大谷さんの"憧れるのを止めましょう"は感動して泣きそうになった。あの一言がなかったら自分は気持ちで負けていた」