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広末涼子の「透明感」はW不倫騒動で失われる? 識者は否定「時間がたてば回復」「良い意味で『怖さ』持ってる方」

   俳優の広末涼子さん(42)が既婚者でミシュラン1つ星のフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)とダブル不倫関係にあると、2023年6月7日に「文春オンライン」が報じた。広末さんの夫はアーティストのキャンドル・ジュンさん(49)。

   広末さんの事務所は「今回の報道を受けて本人に対して責任を持って行動するように厳重注意をしております」とウェブサイトで発表。ツイッターには「大好きな女優さんに、まさかのW不倫報道...。やらかしちゃったなぁ〜。綺麗で清楚・透明感のある広末さんが好きだったのになぁ...」といった、広末さんと「透明感」という言葉を合わせたツイートが相次いでいる。

  • 広末涼子さん(2012年撮影)
    広末涼子さん(2012年撮影)
  • 広末涼子さん(2012年撮影)

「今も昔も変わらない透明感と可愛らしさ」

   「透明感」とはしばしば、女性芸能人の美しさを表わす際に使われる言葉だ。今回の広末さんの不倫を報じた「文春オンライン」には、2022年7月18日付のコラムとして、「広末涼子の透明感がヤバい!42歳になった母に息子が見せた"強めの反応"『自分で人気があるなんて言うなよ』」とのタイトルで記事が掲載されている。なお、この日は広末さんの42歳の誕生日だ。

   上記のツイート以外にも、広末さんの透明感に言及する声は多い。しかも、

「本当かどうかは知らないけど、私生活がグダグダかもしれないのに広末涼子の透明感とかどうなってんのかと思う」
「広末涼子の凄いところは、どんなにハメを外して遊んでいようと『そんなの嘘に違いない』と一瞬こちらの脳をバグらせるほどの今も昔も変わらない透明感と可愛らしさよね」
「広末涼子の男選びの基準が謎とよく聞くけど、私はそうは思わないな〜。見た目は透明感爆発してる清楚美女だけど中身はパンチ効いてる」

   といった、広末さんの透明感が騒動後も薄れないとの声も多い。果たして、広末さんの透明感とは本人のどのような性質を表現しているのだろうか。J-CASTニュース編集部はメディアエンターテインメントを研究する同志社女子大学の影山貴彦教授に意見を求めた。

「芸能人としての幅はむしろ騒動をきっかけに...」

   影山氏は、今回の不倫報道はまだ疑惑の段階であるとしつつ、広末さんがデビューする際のテレビ業界関係者へのお披露目イベントの際に本人の姿を見た時はもちろん、直近では「らんまん」などのドラマに出演した際にも透明感は維持できていたと明かした。

「広末さんは俳優という表現者である以上、公の場で自らの姿を晒す際には決して素の状態で出ているわけではありません。そんな広末さんが放ってきた透明感とは何かと聞かれれば、それすなわち『広末涼子は清純派女性俳優であってほしい』といった、視聴者から『期待される姿』を、私生活の本人の姿とは切り離した上で維持できている姿と言えば良いでしょう」

   ただ、今回の報道では不倫の事実はまだ未解明ながら、私生活の「グダグダ感」は図らずも露呈した形だ。それでも、今回の騒動は広末さんの芸能人生命を脅かすものにはならない可能性もある。

「芸能人としての幅はむしろ騒動をきっかけに広がるのではないかと思います。仮に、今回の不倫報道が事実なら、それは全くもって許されることではありませんが、広末さんは今回の騒動も肥やしにして、しばらくすれば何事もなかったかのように芸能活動を行っていけるかもしれません。

思えば、広末さんは2001年にタクシー無賃乗車騒動や、同年公開の映画「WASABI」の完成披露記者会見で突然泣き出すといった『奇行』が一時期目立っていましたが、気づけば、これらのスキャンダルなどなかったかのように活躍を続けています。となると、今回の騒動をきっかけに一旦は透明感は濁るかもしれませんが、時間がたてば回復するのではないでしょうか。間違っても汚れ役ばかり来るなどという事態にはならないでしょう。良い意味での『怖さ』を持った方だと思います」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)