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【女の相談室】スマホで老け顔になる恐怖 ほうれい線が深くなり「間抜けな表情」に

   ちょっとした空き時間についつい見てしまうスマートフォン(スマホ)。10~20代女性が1日にスマホを見る時間は4.5時間という統計もある。

   スマホを見続けると、若い女性でもほうれい線の溝が深くなり、ほおがたるみ、目の周りが腫れぼったくなって老け顔になることはご存じだろうか。恐怖の「スマホ老け顔」を防ぐいい方法を教えよう。

  • スマホの見すぎにご用心!
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どれだけ老けているか、自分でチェックしよう

   アナタがどれだけ「スマホ老け顔」になっているか、自分の目で見てチェックする方法が2つある。ぜひ試してほしい。

(1)スマホと同じくらいの大きさの手鏡を持ち、スマホをいつも見る姿勢(たぶん前かがみになっているはず)で自分の顔をのぞいて見る。
(2)スマホをカメラ機能にし、いつもスマホを見ている姿勢で自分の顔を映してみる。

   どうでしたか?「私、キレイ」と言えますか? この方法で自分の顔を見てショックを受ける女性が多い。どうしてスマホの見すぎが顔の老化につながるのか。表情の専門家である眼科医や歯科医のサイトを見ると、こう説明されている。

(1)前かがみになると、あごの骨が下に下がる。あごの骨の重みでほおが下に引っ張られてたるむ。ほうれい線の溝が深くなり目立ってくる。
(2)あごの重みの影響で顔の下半分が伸びる。鼻の下や口角(唇の両端)が下がり、間の抜けた表情になる。また、二重あごになる
(3)目を酷使するため、目のまわりの血行が悪くなり、腫れぼったくなる。目をパッチリ開けられなくなり、目が細くなる。薄目にして鏡をのぞくとわかるが、年齢が5~10歳老けて見える。
(4)長時間、画面を凝視するため、目を動かす筋肉や顔の表情筋を使わなくなり、筋肉が衰えて無表情になる。また、肌の新陳代謝が悪くなりガサつく。

「顔の下半分」にキレイの秘密がある

   では、「スマホ老け顔」を防ぐにはどうしたらよいのだろうか。スマホを見る時間を減らすのが一番だが、姿勢を正すことも大切だ。前かがみにならず、顔の正面で見よう。また、スマホ使用中でもできる対策として、次のような「目のパチパチ体操」を勧めるサイトもある。

(1)目をギュッと10秒閉じて、目をパッと開き、顔を動かさないで上を見る。
(2)再び目をギュッと10秒閉じて、目をパッと開き下を見る。
(3)同様に、右、左を見る。

   2016年3月26日放送のTBS系「ジョブチューン」に、「美人に見られたければ顔の『下半分』を鍛えなさい!」という著作がある歯科医の是枝伸子さんが登場し、顔の筋肉をほぐすマッサージ方法を披露した。1日4分ですむ簡単な方法だ。

(1)モダイオラス・マッサージ:口角の横に、ほうれい線と唇の延長線が交わる箇所がある。「モダイオラス」と呼び、顔を上に引っ張る筋肉と下に引っ張る筋肉が交差している。親指を口の中に入れて触ってみると、硬くふくらんでいる。このモダイオラスを親指(口の中)と人差し指(口の外)ではさみ、グルグル回して30秒もむ。これを両方の側で1回ずつ計1分行う。
(2)咬筋(こうきん)マッサージ:ほお骨の下あたりに、顔の筋肉が一番重なっている箇所がある。咬筋だ。口の中に親指を入れて触ってみると、歯茎の際あたりにコリコリと硬い。ここを同じように親指と人差し指にはさんでグルグル回して30秒もむ。これを両方の側で1回ずつ計1分行う。

   番組では、モデルの女性がこの2つのマッサージを顔の片側だけ試してみた。すると、明らかにマッサージした側だけの口角が上がり、ほおが引き締まり、差がはっきり出た。「おーっ」とスタジオがどよめいた。

   是枝さんは、「お風呂でするといいですよ。デート前にちょっとマッサージするだけでも印象がグッとアップします。ほかにも毎日ガムを5分間かむこともオススメです。顔の表情筋が鍛えられて、美人効果があがりますよ」と語っていた。