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九州で「虫害」相次ぐ カメムシに外来種のハチ

   鹿児島県の各地で、カメムシが大発生している。ツイッターには2017年9月28日までに、県内で撮影されたとみられる多くの画像が投稿されており、看板や建物の窓、地面などに緑色のカメムシが数えきれないほど群がっている様子が分かる。

   鹿児島県病害虫防除所は9月19日付で「カメムシ注意報」を出した。出水市やいちき串木野市、霧島市では果樹園に飛来が見られ、一部で害が出ているとしている。9月27日の日本テレビニュースは、原因として、台風18号の通過によりカメムシがよりよい餌場を求めてさまよっているとの県病害虫防除所長のコメントを紹介した。

   一方、長崎県は9月27日、壱岐市で特定外来生物「ツマアカスズメバチ」を確認したと発表した。国内では対馬市で定着しているほか、これまでに福岡県北九州市と宮崎県日南市でも確認されている。

   ツマアカスズメバチは中国や東南アジアに生息し、樹木の高い位置に巣を作るのが特徴。ミツバチを捕食するため養蜂業への影響が懸念されるほか、人体への影響も考えられる。