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「ランチOL」の強い味方!「バッグハンガー」増殖中

   平日の昼間、東京のオフィス街は財布や携帯電話が収まるくらいの小さなバッグを持ち歩くOLで溢れる。だが、都内で女性に人気のランチスポットは、たいていスペースにゆとりがない。そんな場合は、椅子の背もたれと背中の間にバッグを置くのだが、背もたれ全面がカバーされていない椅子となると、荷物の置き場に困る。そんなときに便利なのが、「バッグハンガー」だ。最近、雑貨ショップでよく見かける不思議な形の小物である。

古くて新しいお役立ちグッズ

かわいくて便利なバッグハンガー。価格は3990円
かわいくて便利なバッグハンガー。価格は3990円

   バッグハンガーの多くは、切手をひと回り大きくしたほどの平たいプレートにS字フックがついたもの。プレート部分をテーブルに置くと、フックが90度回転して垂直に垂れ下がる仕組みなので、持ち運びにも便利だ。

   重い通勤バッグや荷物がぎっしり入ったエコバッグというよりも、コンパクトなバッグを支えるのに適している。名前はさまざまで「パースハンガー」や「テーブルハンガー」としても売られている。

   実はこのバッグハンガー、決して新しい商品ではない。和装小物として呉服店などで以前から扱われていたものだ。

   ところが、この1~2年で、女性に人気の輸入雑貨店プラザや、スワロフスキーなどを用いたキラキラ小物が人気のアビステで、若い女性に受け入れられるようなデザインのものが登場してきた。

男性がギフトとして購入する場合も

   アビステでは、バッグハンガーがキラキラグッズの売り上げトップ3に入るほどの人気だ。人気の理由を同社広報は、こう語る。

「昔に比べておしゃれなデザインが増えてきたからでしょうか。マダム層だけでなく、若い女性にも注目されてきています。最近は、男性がギフトとして購入される場合もありますね。当社の商品のなかでは比較的リーズナブルなのも人気の原因かもしれません」

   最近では、スペースの狭いカフェやレストランのなかには、利用客へ貸し出しサービスを始めたところもある。友人同士で出かけるとき、バッグからさっと取り出せば、話題になりそうだ。