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「恋人にするなら九州男児」種子島アイドル・上原美優

自伝を手に笑顔を見せる上原美優さん
自伝を手に笑顔を見せる上原美優さん

   「大家族貧乏アイドル」として知られるタレントの上原美優さん(22)が自伝を出版したのを記念して2009年6月7日、東京・銀座の書店でサイン会を開き、約150人のファンに笑顔を振りまいた。

   自伝「10人兄弟貧乏アイドル☆―私、イケナイ少女だったんでしょうか?」(ポプラ社)では、種子島に10人兄弟の末っ子として生まれ、15歳の時に家を飛び出すまでの「大家族生活」や、17歳で上京し芸能事務所に所属するも「鳴かず飛ばず」で、恋人との破局をきっかけに自殺未遂に追い込まれる様子などを描いている。

   イベントに先立って行われた囲み取材で、上原さんは、

「この本を書くにあたって、7か月かかったのですが、大家族ならではの家族の絆について書いているときは、本当に楽しかったです。(執筆中には)兄と電話で話したりして、大家族での生活を振り返ったりもしました」

と執筆の様子を振り返った。一方、辛かったことにも言及。

「思春期の話は家族には言えなくて、泣きながら書いたりもしました。『今、私がこの本を出してもいいのかな』という思いもあったのですが、同世代の皆さんに伝わるものがあるかな、と思って書いた本です」

とアピールしていた。報道陣から

「子どもは何人欲しいですか?」

という質問が飛ぶと、

「11人ですよ。11人授かりたいですね」

と即答。また、

「恋人にするなら九州男児がいい。今、あこがれている人がいて、その人も九州男児」

とも話していた。上原さんの自伝はすでに発売中で、価格は1260円。