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No.2 「夏目友人帳」 思い出を絹のカーテンが優しくなでるような・・・

バード「イェイ!私だヨン!!」

編集「・・・また『けいおん!』ですか・・・バーさんも好きですねぇ・・・」

バード「いや、その、可愛さあまって憎さ百倍!?」

編集「憎いんかい!???」

バード「いや、その、好きなアニメだから酷評してちまう、ちゅう心理って、ありますよね。特に大ヒットした作品なんか。好きだからこそ期待してんだぞ!俄(にわか)ファンなんかにわかるもんか!第二期に期待するぞ!みたいな」

編集「・・・・・・・・・・・・・・・・」

バード「ミクシィのレビューなんかには酷評書けませんね。身元が知れているからヤバイですね。大炎上しますから。だから、ミクシィはアニメのレビュー少ないのかなぁ。中には★4つの高評価しているのに、実は中身は酷評っぽい、のもありますね。みんな怖いんですね」

編集「バーさん、独り言みたいなことはやめてください」

バード「とはいうものの、書くのを抑えられないのがファンの心理?ミクシィがダメならAmazon。あそこは本音が書きやすい。ちゅうか、やっぱり炎上してますけどね」

『夏目友人帳』は、最高だー!

編集「確かに、低評価の書き込みでたまにいいのがありますね。マイケル・ジャクソンのDVD『ライヴ・イン・ブカレスト』とか」

バード「編集さん、書いたの?」

編集「い、いや、そんなことはないです」

バード「まぁ、あまり知られていない名作は、やっぱり、声を大にして名作だ!と。観た人は楽しめるし、せっかく名作を作ったのに、スタッフも浮かばれません。才能が埋もれるのは損失」

編集「あの宮崎駿大先生も、最初の映画ルパン『カリオストロの城』で大コケして、干されて、監督廃業を覚悟しましたからね」

バード「では、声を大にして、『夏目友人帳』は、最高だー!最高だー!最高だー!・・・(エコー)。」

編集「で、大人気になったら酷評すると?」

バード「そ、それはないですよ。。。たぶん」


『夏目友人帳』
2008年7月からテレビ東京系で放送。全13話。09年1月から二期の「続 夏目友人帳」が放送される。全13話。

   妖怪が見え妖怪と話ができる高校生・夏目貴志が主人公。貴志は両親がいません。物語の背景を説明するのは難しく、説明できません。

   それでも説明すると、貴志の婆ちゃんがいて、婆ちゃんが女子高生の頃、妖怪と勝負をして勝ちまくり、勝った代償に妖怪の名前を奪い「友人帳」に封印。貴志はその「友人帳」を「形見」として受け取る。貴志と婆ちゃんの夏目レイコは顔がそっくりで、名前を奪われた妖怪達は、貴志に、名前を返してほしいと尋ねてくる。貴志は妖怪に名前を返すことがミッションになる。

   名前を奪われた妖怪たちの「人生」が細かく描かれ、「お伽噺」の様な展開が1話完結で進んでいく。絵本を見て読むような感じで観ることができる。何か自分の心の奥の「思い出」を、絹のカーテンが優しくなでるような、そんな感じのするアニメで、観る人によっては「大切な宝物」を見つけることができると思う。泣けるし、胸が苦しくなる。で、二期の「続 夏目友人帳」は、一期とは少し様子が違っていて、一期と同じだと思わないほうがいいかも。

ジョセフ・バード・ランカスタープロフィール

    英国ケンブリッジ出身。祖母が日本人のクォーター。青森にいる祖母からTVアニメビデオを実家に送り付けられ日本のアニメにはまる。15歳でアニメ好きが高じ単身日本へ。現在、青森の祖母と同居。人生を変えたアニメは「太陽の王子 ホルスの大冒険」「もえたん」。好きな食べ物はりんご、マグロ、鯨ベーコン。座右の銘は「イェ~イ!私だよんっ♪」(by「けいおん!」田井中律)。